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憧れの人に会えました


先日私が尊敬して止まない女優の吉田羊さんの出版イベントに行ってきました。
7月7日にフォトエッセイが出版され、抽選で直筆サイン入りの本が直接ご本人からお渡しされるという、何とも贅沢で貴重なイベント。

こういうイベントはなかなか当たらないし、実際今まで当たった事がなかったから「当たったらラッキー♪」くらいの感じで応募しました。

そしたら何と、吉田羊さんが出演されていたドラマ「ラストマン」をテレビで観ていたタイミングで当選メールが来ていました!本当にびっくり!!
鏡を見なくてもニヤけているのがわかるくらい嬉しくてニヤニヤしている自分がいました。

イベント当日。
会場は渋谷のTSUTAYA。
この日はお昼まで仕事があり、仕事中はこの後彼氏とデートでも行くかのようなウキウキワクワクドキドキでずっとそわそわしていました。
「何か今日の岡田さんは大人しいね」と言われるくらい恋する乙女モードでした。笑
イベントの事を考えるだけで緊張感が高まり、「仕事に集中するんだー!!」と心の中で葛藤していました。(※仕事はちゃんとして帰りました。笑)

仕事が終わり、一旦家に帰って汗だくの体を綺麗にし、事前に用意してあった服を着てメイク直しもして「よし!完璧!手紙も持ったね!」
と声を出しながら確認。
当選メールと身分証明書が必要だったから特にこの二つは何度も確認しました。

渋谷に着くとものすごい人集りで、「こんな所に羊さんが本当にいるの?」となんだか信じられなくて、もうすぐ会えるだなんて実感が湧かないままでした。

会場はTSUTAYA6階でエスカレーターを上がるにつれまた緊張が加速していきました。
到着すると既に長蛇の列ができていて、並んでいる人達が皆羊さんファンだとすぐにわかりました。
男女比率でいうとやや女性が多くて着物を着た人もちらほらいました。(羊さんは着物がお好きで今回のフォトエッセイも着物がメイン)

私も着物を着ようか迷いましたが時間的に間に合いそうになかったので今回は断念しました。
次回またチャンスがあったら着て行きたいな。

沢山の人集りを見て吉田羊さんの偉大さを改めて実感しました。こんな凄い人を私は追いかけているのだなと。
集合時間は15時40分だったけど、受付が始まった時には既に16時を回っていたと思う。

会場の外階段で待機していたのですが、その間台詞の確認作業のようにずっと伝えたい事をリピートしました。
少しずつ列が進み始めてサイン本をもらった人が何人か降りてきました。
「この人達はもう羊さんにお会いしたんだな。どんな感じだったんだろう?」

手持ち鏡で再度身だしなみをチェック。なるべく汗をかかないように扇子を扇ぎながら待機。
ようやく会場の入口まで案内され入場しました。
設置されていたプレゼントBOXに手紙を置いて第一ミッションクリア。どうか読んでもらえますように。

中に入るとまた列ができていて、ステージ上には綺麗な着物を召した吉田羊さんのお姿が。
遠目から見てもキラキラオーラが半端なかったです。

あまりジロジロ見てはいけないと思いつつも「こんな機会は滅多にないのだから目に焼き付けておこう」と1人1人ファンの方と楽しそうにお話されている様子をずっと眺めていました。

順番が近づいてくるにつれてこれまでの事を振り返っていました。自分が役者という道を諦めそうになった時や行き詰まった時、いつも羊さんが出演されている作品を観て勇気や元気をいただいていたなぁと思ったら感極まり、直前で涙が溢れてきました。
そしたら私の二つ前に並んでいた人が号泣してたので、「あ、私まで泣いてしまったら迷惑がかかるな」と思い、必死で涙を引っ込めました。

そしてついに自分の番が来て、ようやく目と目を合わせてお話する事ができました。
とても優しい表情で私の話を聞いてくださり、私の口は緊張のあまりパサパサ、興奮して鼻の穴も全開だったかもしれない。アドレナリンも相当出てたと思うけど、伝えたかった事は何とか伝えられたと思います。
あまりにも一瞬の出来事過ぎてご本人とお話ができたこと、本を受け取ったことが夢のようで帰りの電車ではずっと夢見心地でした。

初めて現場でお会いしてから早10年。
ずっと背中を追いかけてきました。
このような形でまたお会いできた事が自分にとって奇跡で、こんな日が来るとは想像もしていませんでした。

上京してきたもののなかなか思うようにいかなくて、今でも苦しい辛い、逃げたくなるような時もあるけど、生きていればこんな良い事もある。
「また現場で会いましょう」と言ってくださった言葉を胸に、今度はそれがまた現実となるようこれからも役者の活動を続けていきます。

興奮冷め止まぬうちにnoteにこの想いを書き留めました。
また辛くなった時やネガティブになった時にこの記憶を蘇らせて前に進んでいけるよう自分を奮い立たせるツールになればいいなと思う。

自分の為に書いた内容ですが、この時の私の心情や情景が想像できて面白いなぁと思っていただけたら幸いです。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

一生の宝物

フォトエッセイも本当に素敵でした。
着物は少し敷居の高いイメージだったけど、決してそんな事はなくて、もっと自由に楽しんで良いんだと思いました。私も自由に色々試してみようと思います。

書店に寄った際は是非一度手に取って見てください。おすすめです。

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