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【生存権】議論されてはいけないもの

ある芸能人のとんでもない差別発言が大問題になりました。

私は、こういう事柄について、その是非など議論する気は最初からありません。

怒りは込み上げてきますが、彼を叩き潰したいと思うようなこともありません。

議論などしてはいけない事柄だからです。



全ての人間には生存権があります。

また、自分の意思で生まれてきた人も、自身の死に様を選べる人もいません。(自死はまた別の大きな問題なので、ここでは敢えて語りません)

生きとし生けるものはただ生かされているのみ、です。

せっかく生かされている命だから、どう生きよう、自分という存在を家族や社会のためにどう役立てよう、などと自身の善き生き様に繋げようとする人がいるだけのことです。

生存権は、議論されてはいけません。

何かと比較して語られてはいけないものです。

生存権の軽視や優生思想は、例え個人の意見であっても赦されてはいけません。


その人に何ができるかできないかは生存権には関係ありません。

生産性云々も関係ありません。

私の娘が、純粋で無垢で障害に負けず何かができるから素晴らしいわけでも、◯◯さえもできないから劣っているわけでもありません。

ただただ、生かされて懸命に生きている美しい存在です。


何ができようができなかろうが、人間の力が及ぶことなど僅かなもの。

僅かだとわかっているけれども努力したり高みを目指したりする姿が儚くも美しいのかも知れません。


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私自身は、美しく存在する娘とは違い、どう生きようかといつも悪あがきをしてはいますが…

その時がくるまで、粛々と生きるのみ、と肝に銘じています。




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地域の保健室をしつつフリーランスとしてお仕事している笑顔大好きなつままが、重度障害であるアンジェルマン症候群のキュートな娘との豊かな生活と、社会、医療や福祉について思うこと、日々の小さな気づき・感動などを綴っております。

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