70年前を大切に遺す【昔の写真をスキャンする】
いよいよ未開の地に足を踏み入れました。
約半年前から少しづつ始めていた断捨離も佳境、父や母の遺した昔の古いアルバムを整理して処分することについに着手しました。
とはいえ写真を処分することはとても抵抗があるもの。
見直す機会があるかないかはさておき、デジタル化して外付ハードディスクに残しておこうと常々考えていました。
父は長年、とある企業の広報マンだったので写真やカメラが好きで、元来の凝り性も相俟ってアルバム作りはとても丁寧に行っていました。
写真だけ残せば良いというものでもなく、丁寧に書き込まれた日にちや場所、誰と一緒に過ごしたかなど一言一言添えられた言葉も愛おしく、アルバムそのものを取り込みたい気持ちでいっぱいでした。
20代で恋愛結婚したにもかかわらず、その後11年間子供に恵まれなかった父と母は、その間2人で旅行や趣味を精一杯楽しんで過ごしていたようで、その写真の数たるや、この時代の人としては驚くほどの枚数です。
この取り込みをプロに頼んだらいくらになるんだろう?
試算してみると軽く数十万はかかりそうな作業に頭がクラクラして途中で思考が止まってしまっていました。
ところが最近、便利なアプリの存在を知ったのです!
それがこれ。
その名も【フォトスキャン】。
要するに真上からアルバムを撮影し、光ってしまっても、それは自動的に補正されるという優れもの。
こんなアプリがあったなんて!
しかもフリーです。
こうして1日に1冊ずつサクサクと地道に取り込みを始めました。
引越しを繰り返し、時には湿気の多い倉庫で保管され、ボロボロになった古いアルバムたち。
触れればポロポロと壊れるので、もう、見ることさえ限界に近づいていました。
取り込みは至って簡単。
昭和一桁生まれで、偉そうで高圧的で亭主関白な父しか記憶にないのですけれど、こうしてみると母のことは恋女房だったようで…⤵︎
そして、若かりし頃の母と父。
もう亡き人だから顔出しも許してくれるでしょう。
正直、これだけ20代の自分たちの写真があるなんて羨ましい限りです。
我々の20代は子育てに明け暮れていましたものね。
子どもたちの写真しかないです😅
そして、なんとなくお察しかとは思いますが、結婚11年後にやっと生まれた一人娘の私の写真はこの倍以上あります💧
特に小学生くらいまでは1年に数冊のフエルアルバムが…
これほどまでに愛してくれていたんだね、と今更ながら感謝でいっぱいになります。
父が亡くなって13年、母が亡くなって5年。
そろそろね、私の代で片付けてあげないと息子たちが大変です。
【親なきあと】は元気なうちに。
これがモットーですので、まだまだどんどん動ける今のうちに整理整頓をして自分自身も、そして家族も、暮らしやすい空間と時間を手に入れていきたいものです。
笑顔が増えるための活動をしています。 いただいたサポートは、稀少疾患であるアンジェルマン症候群の啓蒙活動、赤ちゃんから高齢者まで住み慣れた地域で1人でも多くの方が笑顔になるための地域活動の資金として大切に使わせていただきます(^^)