見出し画像

【親なきあと】いざ本当に困ったら、結局身内?お兄ちゃん、ごめんね。いつもありがとう。

我が家は家族で共有すべき予定を一つのアプリで管理しています。

基本的に先に入れたもの勝ち(^^;;

【〇月〇日、私は、△△の用事で穴をあけられませんのでみなさんここは外してね。】というメッセージになり、後から予定を書く者は可能な限りそこを外して予定を組むようにします。

通所やヘルパーさんのお世話になれなければ22歳の娘を見守る人間がいなくなるからです。

ところが。

そのアプリに8月の予定を入れるのをすっかり忘れていたんです、私。(1か月先の9月は入れてあるのに💧)

みんなが見ることのできるリビングのカレンダーには書いてあったし、娘の送り迎えに支障がないように特に平日については福祉サービスも2か月前からお願いしてあって、万全を期していたつもりでした。

そして土日については夫がお休みだから何とかなるだろうと思っていて。


ところが、このコロナ禍、ワクチンの出務が当たるのは私だけではありません。

夫は地方自治体職員として時々当番が回ってきます。選挙事務などもそうですし、災害時にも必ず出務があります。土日に出務ということも全然珍しくありません。

アプリの予定を見て日曜日の出務の予定を入れた夫と私の予定がバッティングしてしまいました。

その日は少し遠出をしてしまっているので私も帰宅は無理。夫も引き受けた以上いまさら変更は無理。

『ごめん。。。』その一言がなかなか言えず、なんとなく気まずい雰囲気。

すると夫、すかさず迷わず『息子に頼んでみよう』と言います。

家を出て、自立して高齢者施設で働いている福祉職の26歳の息子です。

夫は家族LINEにいとも安易に兄へのお願い事を書き込み、兄はすぐ、『今からでも勤務調整大丈夫か勤務先に聞いてみるね』と返事をくれました😭

画像1


そりゃね。今までだって、家族で何とかしてきました。

娘が熱を出した時だって、急に警報が出て帰宅することになった時だって、コロナ関連の怪しいお熱の職員さんや利用者さんがいるとか、施設のスタッフや利用者さんに濃厚接触者さんがいるとか、結果コロナじゃなくってもこのご時世、すぐに福祉施設には通えなくなったりヘルパーさんの予定変更があったりしましたから、そのたびに家族で助け合ってきました。

ですが、そのたびに、【これって…親なきあとはどうなるんだろう】っていつもモヤモヤしながら過ごしてきました。

もしも本当に家族が担えなくなったら、その時制度や福祉って機能するのかな…って。(そのために頑張っているんですけどね💧)

ましてや、家を離れて自活している息子(兄)にまで勤務調整してもらうって、やっぱり違うと思うんですよね。この兄だっていつか家庭を持って、妻や子がいればそちらの用事を当然優先するわけですし。

何より、私は息子を、娘の面倒を見させるために産んだわけでも育てたわけでもありません。彼には彼の人生がなきゃいけないのです。我々なき後、兄に当然のように連絡が行っていると思うと親としてはとても辛いです。

でも夫は、相談支援専門員さんに掛け合うほうが面倒だし、穴を埋めてくれる福祉サービスが希薄であることも知っているし、息子なら自分の言うことを聞いてくれそうだし、と、いつも当たり前のようにそうやって息子を使い立てするのです。

障害福祉サービスって、家族が楽できるためのサービス利用だと思われるかもしれませんが、実際のところ、親としては子育ての延長ですから…家族で何とかするほうが数倍楽なんですよね💦だからその気持ちは理解できるんです。


私はこうしてnoteで【親なきあとへの準備】ってことを発信させていただいていますけど…現実って実はこんなもんなんです。それが楽って面は必ずあります。当事者もいけないですよね。

余裕のある時は何とかしてサービスの組み立てをお願いしたりするのですが、いざ本当に困ったなぁってなったときは、結局一番身近な身内頼みなんです。

当事者でさえこんな感じですから…まだまだ【親なきあと】への道程は遠いです💦


こういう事柄を積み重ね、【突然の困りごと】をたくさん経験しつつ、その経験値を増やすことで、これもひとつひとつ将来への準備だと思わなくちゃいけないのかもしれません。

そういう意味でも、準備は早いに越したことはないようですね。


🌈💕🌈💕🌈💕🌈💕🌈💕🌈💕

最後までお読みいただきありがとうございました。

地域の保健室をしつつフリーランスとしてお仕事している笑顔大好きなつままが、重度障害であるアンジェルマン症候群のキュートな娘との豊かな生活と、親なきあとのこと、医療や福祉について思うこと、日々の小さな気づき・感動などを綴っております。

スキ❤️、コメント欄への感想などをお寄せいただければとっても嬉しく励みになります😊🌈サポートなんていただけると至上の喜びです💕

ぜひこれからも、読みにいらしてくださると嬉しいです😊




📖なつままのマガジン




笑顔が増えるための活動をしています。 いただいたサポートは、稀少疾患であるアンジェルマン症候群の啓蒙活動、赤ちゃんから高齢者まで住み慣れた地域で1人でも多くの方が笑顔になるための地域活動の資金として大切に使わせていただきます(^^)