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【難聴大学生の韓国留学】韓国で病院に行った話。

先日留学生活が終わり、現在すでに日本に帰国しているのですが、日本帰国前に体調を崩してしまい、韓国の病院を二箇所受診しました。

「もし韓国留学中に体調を崩してしまったらどうしよう…」と不安に思っている方もいるのではないかと思い、今回の記事では、韓国の病院を受診した際のことについてレポしたいと思います💁🏻‍♀️


まずは韓国の「日本語で受診可能な医療機関」をチェック!

体調を崩してから数日間は、様子を見ていたのですが、体調がますます悪くなり、語学堂の授業も途中で早退してしまうようになったため、病院を受診することにしました。

半年間の韓国留学で韓国語が上達し、韓国人とコミュニケーションをとる際も、韓国語で不自由なく会話をすることができるようになりましたが、「病院で自分の症状を的確に伝えること」には不安がありました。

そこで、韓国にある日本語で受診が可能な医療機関を調べたところ、日本大使館やその他のサイトでいくつか日本語での受診が可能な医療機関があることがわかりました。

在大韓民国日本大使館HP↓


区によってはHPにて外国語で受診可能な医療機関を紹介している場合もあります

東大門区HP↓

江南区HP↓

麻浦区HP↓


ただし、HPの情報が最新のものではない可能性もあるため、一度病院に連絡してみることをお勧めします🙆🏻‍♀️

私はまず、大使館のHPに載っていた建国大学病院の日本人専用電話と書かれていた番号に電話をかけたのですが、日本人専用電話は大使館のHPに記載されていたものとは違ったようで、事情を説明し、日本人の通訳さんに電話を繋いでいただきました。

日本人の通訳さんに事情を説明すると、まずは「ロハス家庭医学科医院(로하스가정의학과)」を受診することを勧めていただきました。(こちらの病院も大使館のHPに掲載されています)


🏥ロハス家庭医学科医院(로하스가정의학과)

📍서울 용산구 이촌로 264 삼익상가 3층 305호
🚃 地下鉄4号線 二村駅  3-1番出口 or 4番出口から徒歩6~10分ほど
📞 02-790-7470, 02-790-7471
持ち物:パスポート(念のため外国人登録証があれば外国人証明証も)、韓国の健康保険証 or 海外旅行保険の契約証書

ロハス家庭医学科医院HP↓


ロハス家庭医学科医院に電話をかけたところ、なんとスタッフさんも日本語が可能!院長先生に電話を繋いでもらい症状を話したところ、予約なしで当日診療が可能とのことでその日のうちに向かうことにしました。

入口が分かりにくいかもしれませんが、サーティワンの右隣の「삼익상가」と書いてある看板の下に建物の入り口があり、階段を上がると3階にロハス家庭医学科医院がありました。

ドアを開けるとすぐに受付があり、「電話をした〇〇です」と名乗ると、「日本の方ですよね」と日本語で受付をしてくださいました。

受付で小さい紙が渡され、その紙にいくつか書き込む必要がありましたが、日本語用のものがあるので韓国語が流暢でない方でも心配ないと感じました。

私は韓国の国民健康保険の除外申請をしていたため、韓国の国民健康保険は適用されませんでしたが、日本で加入していた海外旅行保険の連携病院の一つがロハス家庭医学科医院だったため、所定の保険金請求書が既に準備されており、必要な情報を書き込むだけで、治療費を立て替える必要はなく、キャッシュレスで治療を受けることができました。

ちなみに院長先生は女性の方で、日本語がネイティブレベルなので病院内では受付で名前を名乗った時以外、一度も韓国語を使わずに受診することができました。

少し熱が高かったこともあり、急遽コロナウイルスとインフルエンザの検査も行ったのですが、迅速な対応により、すぐに検査を受け検査結果を知ることができました。

どちらの検査も陰性で、体調不良の原因は不明でしたが、何かしらのウイルスの潜伏期間であることも考えられるとのことで、薬を処方していただきました。

薬については、院長先生がメモに日本語で薬の種類といつ飲めば良いのかについて書いてくださったため、どんな薬なのかしっかりと理解することができました。

診療終了後は、受付時に海外旅行保険の保険金請求書の記入を終えていたため会計等もなく、処方箋を手に薬局に向かえば良いとのことでしたが、薬代については帰国後の対応が必要で、薬局にて支払い後、領収書をもらい、日本帰国後に個人で保険金請求の申請をする必要があるとのことでした。

一度建物を出て右側に少し進むと「소망약국」という薬局があるので、そこで処方箋を見せ、薬をもらいに来たと伝えれば、薬局の方が再度薬の種類と飲み方について説明してくださいます。

どうやら薬局の方も日本語が多少できる方のようで、日本語で説明してくださいました。


この日はそのまま帰宅し、薬を飲んで休んでいたのですが、その後も体調が回復せず、もう一度、建国大学病院の日本語担当の方に連絡をしたところ、建国大学病院の予約を入れてもらい、家庭医学科を受診することになりました。


🏥建国大学病院(건국대학교병원)

📍서울특별시 광진구 능동로 120-1 (화양동) 건국대학교병원
🚃 地下鉄 2号線 建大入口駅2番出口 / 地下鉄7号線 建大入口駅3番、4番出口→3番出口から病院ロビー(B1)まで直結
📞 02-2030-7227 (日本語担当)
持ち物:パスポート(念のため外国人登録証があれば外国人証明証も)、 海外旅行保険の契約証書

建国大学病院HP↓


受診日前日には、カカオトークで病院から診療予約案内のメッセージがあります。

当日、まず初めに日本語の通訳さんと待ち合わせをし、診療科にて受付、血圧や身長・体重測定後、担当の医師の方の診察を受けました。

横には常に通訳の方がいてくださり、受付も全て通訳の方が行ってくださいました。また診察中も、症状等について韓国語で通訳してくださり、医師の方の言葉もすぐに日本語で訳してくださいます。

血液検査を受けることになったのですが、血液検査を行う場所は別の階にあるため、移動することになり、ここでも受付等は全て通訳さんが行ってくださいました。

採血の際に驚いたのが、とにかく早くて上手い!
一瞬で採血が終わり、結果が出るまで待つことになりました。

数十分後、結果が出たとのことで再び診察室に入ると、血液検査の結果は全て正常で、体調不良の原因は「ストレス」ではないかとの診断を受けました。

実は留学中、あることが原因で大きなストレスを受けており、それが今回の体調不良の原因だろうと言われました。(このストレスについてもいつか記事にできればと思います)

その後、薬も処方されましたが、この受付や受け取り等も全て通訳さんが行ってくださいました。本当にありがたかったです😭

建国大学病院も海外旅行保険の連携病院だったため、所定の紙に書き込むだけで、薬代も含め会計の必要もありませんでした。

ちなみに、建国大学病院で受け取った薬は、薬袋に服用方法が記入されたシール(日本語)が貼られていたため、それを読めば服用方法についてすぐに理解することができます。


以上二箇所の病院を受診しましたが、日本語で正確な診療を受けることができ、治療費についても海外旅行保険のおかげでキャッシュレスで治療を受けることができたため、とても安心しました。

韓国留学を考えている人や韓国留学中の方は今一度、
・海外旅行保険の連携病院の確認
・韓国語での受診に自信がなければ、日本語で受診可能な病院の確認
を行っておくことをお勧めします🙌🏻

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