雨月メッツェンバウム次郎

うげつ、ミドサー外科医。cakes「それでも僕は外科医をやめない」連載していました。恋…

雨月メッツェンバウム次郎

うげつ、ミドサー外科医。cakes「それでも僕は外科医をやめない」連載していました。恋や医者のおはなしを綴ります。

マガジン

  • 雨のものがたり (短編集)

    雨にまつわる、不思議なものがたり。

  • cakes連載記事、あそこには書けない週刊ウラ話

    cakesで毎週金曜の連載「それでも僕は、外科医をやめない」のウラ話や続きを書いています。ここだけでもお楽しみ戴けます。

  • 意識高いか高くないか意識ない桃太郎

    話題の「意識高い桃太郎」、私が書いた「意識高くない桃太郎」そしてフレッシュさんの「意識がない桃太郎」の桃太郎マガジンで。

  • ドイツの上でピアノを(短編小説) ※連載中

    14歳の僕は男子校に通っていた。恋は知らなかったけれど、女子校の女の子と通学デートをしていたあのころ、事件は起こった。

  • やっぱり渋谷が苦手な話(3話完結)

    ここnoteを作っている会社で、フェルディナンド・ヤマグチさんと対談させて頂いた時の、おっかなびっくり渋谷訪問記。

最近の記事

cakes連載、最後のウラ話

12月でcakes連載を終えた。 終えた理由はいくつかあるが、一番大きい理由は 「cakesの居心地が良くなってしまったから」 だ。かれこれ3年前から始めた私の連載「それでも僕は、外科医をやめない」。実は、連載を始めた時は8回くらいで打ち切りの予定だった。 それはそうだ。なんの実績もないただの医者だったので、連載が読まれるかどうかわからなかった。編集者さんもまさか3年続くとは思っていなかっただろう。 連載を大きく変えた記事があった。それは、「結婚できない私の話」

    • 忘られぬひとことを、忘れる

      いまでもたまに思い出す一言がある。 言われたのはもう、何年も前のこと。 言った本人はきっと、私が何年も後に思い出すなんて考えもせずに言い放ったのだろうけど。 その言葉は、気付かぬうちに私の柔らかい胸にさっくりと刺さっているくいのようで、もはや私の身体と一体になっているようだ。 思い出すためのきっかけは何なのか、私にはわからない。でも自然発生的に思い出す。 新宿駅構内で、麻布の和食屋で、学会へ向かう新幹線の中で、真夜中の病院で酔っ払いの頭を縫いながら、思い出す。 その

      • 特別寄稿 こじ男子のバレンタイン攻略法

        ---この記事は投げ銭記事です--- こんにちは、外科医の雨月メッツェンバウム次郎です。昨日夕ご飯を二回食べたせいで、今日はお腹をこじらせています。 今回はバレンタイン特別寄稿として、「こじらせ男子目線のバレンタイン攻略法」をお届けいたします。 いきなりですが、男性の皆さんへ。 バレンタインは、男性から女性にプレゼントをしましょう。 付き合っている人も、片思いの人も、です。 その理由をご説明しましょう。 街を歩くとバレンタイン一色。駅ビルも駅の中もどこもかし

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        • 2017.1.6 cakesウラ話 今年の目標は「生きる」に決定

          この記事は無料記事です--- こんにちは、外科医の雨月メッツェンバウム次郎です。 ちょっと久しぶりになってしまいましたこのウラ話。今週のcakesにはこんなお話を。 2017年は素数の年。私たちは予測不可能な宇宙を生きている タイトルに悩んだ結果、今回は珍しく編集者さんにつけてもらいました。なるほど、他者の目から見るとこういうタイトルがつくような本文だったのか。と妙に納得。 今回のcakesは、年末年始に風邪で臥せっていた時に書いたのでちょっと堅苦しい文調に。新年早

        cakes連載、最後のウラ話

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        • cakes連載記事、あそこには書けない週刊ウラ話
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        • 意識高いか高くないか意識ない桃太郎
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        • ドイツの上でピアノを(短編小説) ※連載中
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        • やっぱり渋谷が苦手な話(3話完結)
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        • 外科医用語で浦島太郎を読んでみた(本編と解説バージョン)
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          2016.12.16 cakesウラ話 「付き合う」の正体は

          こんにちは、外科医の雨月メッツェンバウム次郎です。 今週のcakesはこんなお話でした。 「付き合うことの意味がわからない」と言い切った元外資系金融女子の話」 本文中に、出てくる元外資系の女性の「理想の付き合いってなんですか?」という疑問に私は真正面から答えたのですが、彼女はそれほど納得がいっていなかったよう。 それもそのはず、私は理想論を振りかざしたのみだったからです。なんというか、彼女は「付き合う」という契約(のようなもの)自体に疑義を唱えていたのですね。私はこの

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          2016.12.16 cakesウラ話 「付き合う」の…

          2016.12.9 cakesウラ話 幸せになる「仕事とお金」の話

          ---この記事は投げ銭記事です--- こんにちは、外科医の雨月メッツェンバウム次郎です。 本日のcakesはこんなお話でした。 「億の借金を抱えた男と結婚する女性は、パーティーでにっこり笑った」 まあ一言で言えば、「大したものだな」ということになるのですが、それでもやっぱり直接こういう方にお会いすると、その凄みが肌で感じられました。今回のお話は、公開前に読んでチェックしてもらっている人からも「凄い話ですね」といった感想でした。 私はパーティーにはあまり行きませんが、

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          2016.12.2 cakesウラ話〜大金持ちになる方法を真面目に考える〜

          ---この記事は投げ銭記事です--- こんにちは、外科医の雨月メッツェンバウム次郎です。 さて、今週のケイクスにはこんなお話を載せました。 「すべての医者がやる「アルバイト」のお話をちょっと」 あまり知られていないようなのですが、医師ってみんな「バイト」をするんですね。なかなかネット上でもそんな記事に出会ったことが無かったので、cakes限定でかなりぶっちゃけた話を書いてみました。 そこで今回はウラ話として、「仕事とお金」について考えてみたいと思います。 医者のやるバ

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          2016.11.25 cakesウラ話〜混沌の世界を生き抜くための、稼ぎながら学ぶ副業〜

          ---この記事は投げ銭記事です--- こんにちは、外科医の雨月メッツェンバウム次郎です。 しばらくこのnoteのウラ話をお休みしてしまいました。試験や学会などが相次いだため、しばらくcakes連載に集中させていただいておりまして。 昨日(この記事は11.25早朝にある特急のグリーン車内で書いています)は東京にも雪が降りました。季節外れの雪には少々面食らいましたが、それでも雪の持つ「すべてを吸収する力」で東京の街は静まりました。あの、雪がすべての音を吸収した静けさって好き

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          2016.11.4 cakesウラ話〜なぜいい女は待ち合わせに遅れないのか〜

          ---この記事は投げ銭記事です--- こんにちは、外科医の雨月メッツェンバウム次郎です。 今週のcakes連載には、 「遅刻をしないタレントこじらせ美女に聞いた、芸人元カレの話」 というお話を致しました。 この会食では珍しく、本当に珍しく私より女性が先に指定してあったレストランにいらしていました。私はその事実にかなり驚き、彼女への印象が200%ほどアップしたのです。いや、本当に珍しい。 そこで今回のnoteのウラ話では、「遅刻」についてのお話をしたいと思います

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          2016.11.4 cakesウラ話〜なぜいい女は待ち合わせに遅れな…

          2016.10.28 cakeウラ話〜「騙されやすい女性の3特徴」〜

          ---この記事は投げ銭記事です--- こんにちは、外科医の雨月メッツェンバウム次郎です。 今週のケイクスにはこんなお話を書きました。 「 教科書に載せたいダメ男」に押され危ない所だった長身美女の話 さて、記事でわたしは「教科書に載せたい」ほどの典型的なダメ男に、危うく持っていかれそうだった身長167cm美女のお話を書いたわけですが、いやあ、本当に驚きました。なぜこんなわかりやすいダメ男に心をさらわれるのでしょう。彼女には恋愛リテラシーが、もっと言えば恋愛防御力があまり

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          2016.10.28 cakeウラ話〜「騙されやすい女…

          2016.10.14cakesウラ話〜元カレが揃う結婚式、新郎が披露宴途中で酔いつぶれて退席する結婚式、あるいは元カノの結婚式の話〜

          ---この記事は途中から有料記事です--- こんにちは、外科医の雨月メッツェンバウム次郎です。 今日のケイクスにはこんな記事をアップしました。 「こじらせ男子の「結コジ式」が感動的だった話」 さて、友人の「結コジ式」つまり結婚式に私は参列した訳ですが。詳細は本文に譲るとして、こちらでは結婚式という式典について考えてみたいと思います。 思えばずいぶんたくさんの結婚式に行きました。友人や先輩、後輩など、かれこれ40回以上は結婚式に参加したでしょうか。その中には悲しい結婚式や

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          2016.10.14cakesウラ話〜元カレが揃う結婚式、新郎が披露…

          2016.10.7cakesウラ話〜持つべき嫉妬と手放すべき嫉妬〜

          ---この記事は投げ銭記事です--- こんにちは、外科医の雨月メッツェンバウム次郎です。 本日のケイクス連載にはこんな記事を載せました。 「有名ミュージシャンに彼女を寝取られた男に学んだ、「嫉妬」の正体」 こんな題で私は嫉妬について考えてみたわけです。結論は、「嫉妬する相手は近くの目標である」というものでした。 そもそも嫉妬って、誰かの能力や才能、あるいは立場を羨むもの。そして、嫉妬はあまりに遠すぎる・偉大すぎる人に対しては基本的に向けられないというお話でした。例えば国

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          2016.10.7cakesウラ話〜持つべき嫉妬と手放…

          2016.9.23 cakesウラ話〜別れた恋人が友人になればどれほど良いのだろうか〜

          ---この記事は投げ銭記事です--- こんにちは、外科医の雨月メッツェンバウム次郎です。 今週はケイクスにこんな記事をアップしました。 「別れた後 家に置いてある荷物どうするの問題」 彼氏と別れた後、彼女と別れた後、その家に置いてある自分の私物をどう回収するか。大変切実な問題を書きました。 荷物もまあそうなのですが、別れた彼氏や彼女との関係をどうするかという問題もナカナカ切実ですよね。そこでこのウラ話では、「別れた恋人との関係どうするの問題」について考えてみましょう。

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          2016.9.16 cakesウラ話〜自尊心は内に秘めよ〜

          こんにちは、外科医の雨月メッツェンバウム次郎です。 今回のケイクス連載は、こんなお話を書きました。 「合コンでも先生と呼ばれ、寿司屋でも先生と呼ばれ医者は喜ぶ」 この記事には、私が合コンや寿司屋などで「先生」と呼ばれ、あれこれごちゃごちゃ考えた挙句、ま、いいか、呼ばれてへらへらしていようか、となった経緯が描かれています。 もう少し抽象化すると、「自尊心と自分のありかたの対立に苦しんだが消化した」となります。お読みの皆さんも一度は自覚したことがあるかもしれませんが、この自尊

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          2016.9.16 cakesウラ話〜自尊心は内に秘め…

          2016.9.9 cakesウラ話〜幸せは「家庭」「仕事」「健康」で9割決まる〜

          ---この記事は投げ銭記事です--- こんにちは、外科医の雨月メッツェンバウム次郎です。 今週のケイクスにはこんなお話を掲載致しました。 「二十歳でできた初彼氏と結婚寸前で別れたジュエラー美女の話」 ジュエラーってあまり聞き慣れないかもしれませんが、高級ジュエリーブランドのことを言うそうです。今はジュエリーブランドと言っても時計も鞄も靴も、というところが多いのですけどね。 さて、今回私がお会いした美女は驚くほど純粋な方でして、しかも「初めて付き合った彼氏と結婚」しようと

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          2016.9.9 cakesウラ話〜幸せは「家庭」「仕事」「健康」で…

          2016.9.2 cakesウラ話〜嫌なことがあった時の4つの対処法〜

          ---この記事は投げ銭記事です--- こんにちは、外科医の雨月メッツェンバウム次郎です。 今回のケイクスにはこんなお話をアップしました。 文月さんの記事「私は詩人じゃなかったら「娼婦」になっていたのか?」に思う 文月さんという詩人の方の記事について、私が気になった点と学べることを書いてみました。なにせ大学教授に講師として招かれた壇上で、公開質問としてドギツイセクハラ質問をぶつけられたというお話でしたから、これは書かねば、と思い。編集者さんは「そんなに憤ってたんですね」と

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          2016.9.2 cakesウラ話〜嫌なことがあった時の4つの対処法…