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目の病気予防にブルーベリーよりも大事なこと

おはようございます。


今日は目の病気予防についてお話ししたいと思います。

よく聞かれる質問として、目の健康のためにブルーベリーは効きますか?というものです。

ブルーベリーに含まれるアントシアニンは網膜の働きに役立つ紫色の色素で視機能にいい影響は与えますが、そればかり摂って目の病気が防げるわけではないのでその辺りをお話ししたいと思います。

現在日本人の失明原因は以下の4つが主なものです。(多い順)
1. 緑内障  2. 糖尿病網膜症  3.  網膜色素変性症 4. 加齢黄斑変性症


この中で網膜色素変性症は先天的な病気で夜盲や視野が徐々に狭くなる疾患です。

これは遺伝性の病気なのでいまのところ発症の予防方法はありません。難病に指定されており遺伝子治療や網膜移植などが研究されています。

緑内障はいくつかのタイプがありますが、もっとも多い正常眼圧緑内障と呼ばれるものは、眼圧は正常だが網膜や視神経の細胞が徐々に欠損し視野が狭くなる病気です。

この病気の発症も生活習慣とは直接の関係はありませんが高血圧、動脈硬化、糖尿病などが合併すると少し進みやすくなるというデータはあります。近視の方に多い傾向にあります。

緑内障と診断されてもほとんどの方が点眼治療でコントロールできますので主治医のもとしっかり治療を続けてください。



次の2つの病気は生活習慣の改善などで予防できる可能性があります。

糖尿病網膜症は糖尿病が原因で引き起こされる目の合併症です。

つまり糖尿病にならなければ当然糖尿病網膜症は起きないんです。

1型糖尿病(5%)と呼ばれるタイプを除いては生活習慣との関連が大きいタイプである2型糖尿病(95%)なので生活習慣の改善によって発症を防ぐ可能性が出てきます。

糖尿病の予防として、毎日の運動習慣、具体的にはできるだけ毎日「楽である」「すこしきつい」くらいの運動を継続する事が推奨されてます。

大事な事は毎日続ける事なのであまり無理な運動だったり、特殊な運動だと続きませんので楽しく続けられるものを選んでください。

僕は毎日1万歩以上歩いています。

スクワットなど足腰を鍛える筋トレも定期的におこなっています。

食事に関しては過食を避け、基本的には、朝・昼・晩の食事を栄養バランス良くとることです。間食はなるべく控えてください。

バター、マーガリン、揚げ物などは高カロリーなので注意。

野菜、海草、キノコ類などの食物繊維が多い食物はオススメです。

僕はなるべく魚をメインにトマトやブロッコリなどの野菜を加えて摂るようにしています。



加齢黄斑変性症は網膜の中心にある黄斑と呼ばれる部分に出血や萎縮をきたす病気です。

特に出血をきたすタイプ急激な視力低下を認め、以前は有効な治療法がなく、視力の回復が難しいものでした。(今は硝子体注射という方法で治療可能です)高齢化に伴い患者数は増えてます

この予防に関しては 米国国立眼研究所という施設が大規模な調査を行い次のような結果が出ています。

喫煙は最大のリスクファクターである。

つまりまず禁煙しましょうという事です。

肥満は加齢黄斑変性のリスクを高める可能性がある

メタボは様々な病気と関連します。

抗酸化ビタミン(ビタミンC、ビタミンE、βカロテンなど)と亜鉛摂取は推奨される

緑黄色野菜、牡蠣、肉、海苔などに多く含まれます。

ルテインとゼアキサンチンを含んだ食物摂取は推奨される

ルテインゼアキサンチンほうれん草ケール、パプリカ、小松菜、チンゲンサイといった緑黄色野菜に多く含 まれるカロテノイドと呼ばれる天然色素の一種です。

カロテノイドは酸化ストレスを消去する能力が高 くその中でルテインとゼアキサンチンのみが選択的に黄斑部に取り込まれルテイ ンは青色光のフィルターと抗酸化作用の二つ の作用を併せ持っていると考えらています。

EPA DHAの摂取推奨

健康維持の話には必ず出てくるEPA,DHAですね。

血管の若さを保つのに重要なオメガ3と呼ばれる不飽和脂肪酸です。

青魚などに多く含まれます。

強い光刺激を避けましょう

紫外線やブルーライトの慢性刺激は網膜の障害をきたし将来的な加齢黄斑変性を引き起こすリスクですのでこれらをカットする眼鏡などを活用しましょう。


つまり目の病気を防ぐには、まず体にいい習慣を身につけた上で、上記のような目に特異的な栄養素を摂ったり目の保護をするとより効果的だという事です。

やはり睡眠、食事、運動が基本です。

いい習慣が未来の自分をつくります。


今日もここまで読んでいただきありがとうございました。

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