見出し画像

課題の合間に息抜きの多肉

いつの間にか秋期になり、京都芸術大学 デザイン科 イラストレーションコースの通信の課題は、夏までの評価を見る限り、C評価中心の低空飛行で進んでいる。中には今自分が持てる全てを投入したにもかかわらず、C61点てのがあって、「え?これがあと2点で落第だったの?」と思うとショックで3日は何も手につかなかった。
成績至上とは思ってないが、たまにB評価があると泣くほどうれしい。

あるとき、京都芸術大学の成績の平均値をリサーチした記事を見つけた。これによるとS評価は上位1割程度、半数程度はA評価だというのである。(不合格は下位5%程度)

【京都芸術大学(通信)】卒業率・評価の意味と割合・GPA平均|
https://outputtime.net/kua_data/

だとするとわたしの作品は本当に酷いのだろうか?それにしてもこの評価コメントと、修正された画像は、わたしが説く世界観を台無しにしてるじゃないか。。
そこで試しに評価に対する疑問がある時に活用できる「疑義照会」を行ってみた。
しかし、案の定、自分では納得ができない理由だったが、「自分なりにポジティブに昇華しましょう」と返ってきた。いい言葉だ。

そんなわけでちょっとヤサグレそうな気分になっていた時、ふと気づいたらうちに20年以上もいる沖天閣様が枯れかけているではないか!

沖天閣とは多肉植物のユーフォルビアで一見サボテンと見分けがつかないが、トウダイグサ科に分類されていてサボテン科とは別の植物である。
なかなか市場にないので大事に(といっても水やりがほとんど必要ないのでほったらかし)してきたのに、180cmくらいある上の方に脇から生えててきた小さい奴がなんと!次々に枯れ出したのである。

慌てたわたしはとある園芸ショップの「多肉サボテン博士」に助言を求めた。
写真を送ると「だいたい原因はわかったが、環境を見て確かめたい」とわざわざ家にやって来てくれた。
明らかな日照不足。。。南向きのベランダのある室内で陽がさすとはいえ、ベランダにはヒサシがあり、それでは足りないらしい。
今まで大丈夫だったのに何故?と思ったが、そういえば!沖天閣様の位置を以前よりズラしたんだった。
そのせいで朝陽が壁などに遮られて陽のあたり具合が変わることに気づいてなかったのである。ふむ。さすが多肉サボテン博士。

多肉植物に大事なのは日光と風通し。本来乾燥地帯の屋外で育っている多肉植物は、湿気と日陰環境は好ましくない。
「室内で育てるならそれなりの知識と設備投資をしないと、、」とその多肉サボテン博士に散々説教され、読むべき本も勧められた。

太陽光の代わりになる植物育成ライトを買い、サーキュレーターで部屋の空気を巡回させる。肥料より、活力剤をあげてと教わった。

そしてこれを機に、わたしは多肉植物愛好家🟰タニラーになることにした。
多肉サボテン博士の園芸ショップでエケベリアなどの小さな苗をいくつか購入。縁起かつぎに金のなる木も、笑。(これも多肉植物)
気がついたら写真のようにたくさんの多肉がベランダに並んでいた。(ちなみに真ん中の右端は多肉ではなく「バルサンの虫除け」である)

京都芸術大学の課題に煮詰まった時は、多肉たちに目を向けることで、心に癒しを!というか、そもそも植物を愛で育てるくらいの生活の余裕を持とうじゃないのよ。ってことである。

酷暑の間、一心不乱に課題に取り組み、ただでさえ蒸し暑かった部屋の中で沖天閣様の異変をおざなりにしていた自分を反省した。どうか植え替えできる来年の春まで何とか持ちこたえてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?