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「サウスポー」と「狙い撃ち」

このテーマを見て、ドラゴンズファンや野球ファンが見て、何を想像しますか。ピンクレディーの曲だと想像するかもしれないですが、多くの方は中日ドラゴンズの新チャンステーマと旧チャンステーマを想像すると思います。今回はこのチャンステーマからプロ野球の応援団について述べて行きます。


「サウスポー」と「狙い打ち」
現在中日ドラゴンズのチャンステーマ1として使用されている「サウスポー」は2014年のシーズン終盤から使用され、中日ドラゴンズ応援団がその演奏を行っている。一方旧チャンステーマ1として使用された「狙い撃ち」は全国中日ドラゴンズ私設応援団連合によって演奏されていました。

全国中日ドラゴンズ私設応援団とは北海道から広島までの計12団体が加盟している。
・札幌竜心会             
・東京竜心会
・竜心会総本部
・名古屋竜心会
・岐阜竜心会
・ドラゴンズ愛好会
・ナゴヤドラゴンズ会
・名古屋白龍会
・北陸ドラゴンズ応援団
・関西竜心会
・広島竜心会 

しかし、「狙い撃ち」は演奏が禁止され、全国中日ドラゴンズ私設応援団はナゴヤドームに出入り禁止となっています。出入り禁止となった詳しい経緯を要約して話すと、全国中日ドラゴンズ私設応援団に所属している団体の一部が反社会勢力と関係があり、反社会勢力をプロ野球から排除しようとするNPBが反社会勢力と繋がりがあった団体の応援許可申請が許可されず、最終的には不許可となったことで応援できなくなり「狙い撃ち」は演奏できなくなりました。

全国中日ドラゴンズ私設応援団はこのNPBが出した応援許可申請の不許可に対して12球団と野球機構、NPBを相手どり提起した訴訟を起こし、一審の名古屋地裁では応援団側の勝利となり、二審の名古屋高裁では応援団側の請求を全て退けた。そして、最高裁判所の上告棄却決定により、応援団側全面敗訴の高裁判決が確定した。→https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/02/15/kiji/K20130215005203840.html

そして、全国中日ドラゴンズ私設応援団が特別応援許可規程に基づく特別応援許可申請が出入り禁止となったことで球団側は「中日ドラゴンズ応援団」として私設の応援団を公募して、現在の応援団となっています。

プロ野球の応援団について
現在のプロ野球の応援団はNPBの特別応援許可規程に基づく特別応援許可申請において認可された応援団のみが応援可能である。NPBがプロ野球の応援に対してこのように許可制にしたのは、球場での私設応援団どうしの小競り合いや私設応援団の団員に反社会勢力の関係者などが含まれていたなどがあり問題化していたため、許可制をとりました。NPBがこのような制度を整備したのはプロ野球というスポーツのイメージを爽やかや健全というものにしていきたいという思いから、社会的に闇である反社会勢力を排除することでそのようなイメージを作っていきたいのではないかと思います。

所感
応援団内で問題が発生し、応援することが出来なくなった応援団の復帰を希望するファンは多い。特に中日ドラゴンズの「全国中日ドラゴンズ私設応援団」や阪神タイガースの「中虎連合会」千葉ロッテマリーンズの「MVP(Marines Victory Productions)」などがよく復活を希望しているファンが見られます。私としては「狙い撃ち」をもう一度ナゴヤドームで聞きたいと思うが、球団側としてはNPBつまり12球団に対して裁判を起こし、裁判に負けた応援団が「狙い撃ち」などを現在の応援団に対して使用許可を出しても、球団側が現在の応援団に対して「狙い撃ち」の応援を認めるはずがないと思います。

ここまで見ていただきありがとうございました。これでこの話は終了です。

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