【ゼロから始める中医学③】絶え間なく動く!〜気〜生理編
こんにちは、どらごんです。
東洋医学や中医学の独特の概念と言われれば真っ先に「気」が思い浮かぶ人も多いのではないだろうか?
「元気がある」「気を使う」など「気」とつく言葉はよく使うが、「じゃあ鍼灸師がいう気って何?」と聞かれるとなかなか説明するのが難しい。
今回はそんな「気」についてみていこうと思う。
(ここでみていくのは人体の生理物質における気である。他の気には他の概念があるので注意しよう)
動く!気の生理
気とは人体を構成し生命活動を維持する精微物質(極めて細かい物質)であり、その機能を表す言葉でもある。
「気って物質なの!?」と驚かれる方も多いかも知れない(私も実態のないオーラの様なものだと思っていた)
人体の生理物質における気は物質なのである!(ドラゴンボールの気やワンピースの覇気などは物質ではない!…と思う)
そしてそんな人体の生理物質における気の一番の特徴は絶え間なく運動しているという事にある。
つまり、気は動いている状態が正常な状態なのである。
この気の運動を気機(きき)と言い、昇・降・出・入(昇る・降りる・出る・入る)という方向性がある。
気の化生(変化・生成)は肺・脾・腎を中心とする多くの臓腑が協調して行われている。
腎に貯えられている精からの化生と、飲食物(水穀)が脾胃の機能により消化吸収され水穀の精微(すいこくのせいび)となりそこから化生されるものがある。
あんな気?こんな気?気の分類
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