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2022/07/01~今ここ歳時記@地球暦

こんな時です…@地球暦

2022/07/01 金 水無月三
2022/07/02 土 水無月四  〇半夏生 5:47
2022/07/03 日 水無月五  ☆水星と金星の結び
2022/07/04 月 水無月六  遠日点 16:11
2022/07/05 火 水無月七
2022/07/06 水 水無月八   ☆水星と天王星の結び
2022/07/07 木 水無月九  □七夕 〇小暑 11:38 ☽ 水無月上弦11:14
2022/07/08 金 水無月十


半夏生(雑節☼100度)

七十二候の1つ「半夏生」(はんげしょうず)から作られた暦日で、かつては夏至から数えて11日目とされていましたが、現在は太陽黄経100度のポイントを太陽が通過する日です。

この頃に降る雨は大雨になることが多く、半夏雨(はんげあめ)、半夏水(はんげみず)と呼ばれます。このため、農家では、田植えや畑仕事をこの日までに終わらせる重要な目安とされていました。

半夏生の時期は、田植えの疲れを癒す養生の時期でもあり、近畿地方などでは蛸を、福井県大野市では焼き鯖(半夏生さば)を、香川県ではうどんを半夏生に食べる風習があります。

半夏生たこ
8本足のタコの吸盤が吸い付く様にあやかり、苗がしっかり根を張りますように…という願いを込めて、神様にタコを捧げたことに由来するようです。
細胞を正常な状態で保つ作用があるタウリンが多く含まれるので、疲労回復にピッタリです。タウリンは水溶性なので、汁ごと摂れる鍋物やスープ等で食するのも効果的。

半夏生さば
江戸時代の大野藩主が、水揚げが多いサバを農民の栄養補給として食べることを推奨したからだそうです。
血中コレステロールや中性脂肪を低下させ、血液を流れやすくするEPAやDHAなど多価不飽和脂肪酸、糖質や脂質の代謝を進め疲労回復や細胞の再生に効果を発揮するビタミンB群も豊富なので、夏のサバもいいですね。

半夏生うどん
香川県の農村では、麦の刈入れや田植えが終わる半夏生の頃、収穫された麦を使ってうどんを打ち、農作業を手伝ってくれた人達に振舞う習慣がありました。日にちは限定されていませんでしたが、麦の収穫祝いと、米の豊作祈願でもあったのでしょう。
1980年、香川県「本場さぬきうどん共同組合」が、7月2日を「うどんの日」に制定しました。新米ならぬ新麦うどんも美味しそうです。

七十二侯 夏至 末侯
第30候_半夏生(はんげしょうず)

半夏=烏柄杓(からすびしゃく)が生える頃

烏柄杓(からすびしゃく)<サトイモ科>
乾燥させた根茎は半夏(はんげ)と呼ばれ、生薬として嘔気や嘔吐に用いられます。

仏炎苞とよばれる花の独特の形状から、烏柄杓(からすびしゃく)、狐の蝋燭(きつねのろうそく)、蛇の枕(へびのまくら)などの名があります。
根茎を掘って薬屋に売って小銭をためたことから、ヘソクリとも呼ばれるそうです。

半夏(はんげ)・烏柄杓(からすびしゃく)

遠日点

ケプラーの方程式によると、惑星は太陽を1つの焦点とする楕円軌道を公転し、太陽から近い所では速く、遠い所では遅く動きます。
太陽は楕円の中心ではなく、少しずれた焦点に位置します。
太陽に近い天体(内惑星)ほど速く、太陽から遠い天体(外惑星)ほど遅く動きます。

近日点通過と遠日点通過 国立天文台 曆Wikiよりhttps://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/CFC7C0B12FB6E1C6FCC5C0C4CCB2E1.html

地球の軌道も正円ではなく楕円形なので、
太陽に最も近づく時と最も離れる時があります。
・遠日点:2022年7月4日 16 :11
・近日点:2023年1月5日  01:17

近日点と比べて、遠日点の太陽の見た目の大きさは約3%も小さくなります。

地球と太陽の距離は、近日点と遠日点で約500万kmの差があります。
太陽光は地球まで平均8分19秒で届きますが、
遠日点では8分27秒近日点では8分10秒と、17秒の差が生じるそうです。

楕円軌道を公転する速度も一定ではなく、
遠日点では遅く、近日点では早くなります。

地球暦で見る2022年の季節と日数 
第1四半期(春分~夏至)92日間
第2四半期(夏至~秋分)94日間 上半期(春分~秋分)186日
第3四半期(秋分~冬至)90日間
第2四半期(冬至~春分)89日間 下半期(秋分~春分)179日


小暑(二十四節気)

天球上の太陽の通り道である太陽黄経105度。
太陽を基準にする二十四節気で立春から11番目の節気。
地球暦で見ると、180度対岸は小寒。
グレゴリオ暦の正月から半年が過ぎました。
日は短くなっていきますが夏の暑さのピークはこれからです。
小暑から立秋の前日までが「暑中」です。


七十二侯 小暑 初侯
第31候_温風至(あつかぜいたる)

温かい風が吹いて来る頃

この頃に南東方向から吹く夏の季節風を「白南風(しろはえ)」と呼びます。いよいよ本格的な夏の蒸し暑さがやってくるわけですが、梅雨明けが早かった今年はどうなるのか少し心配ですね。
暑さ負けをしないよう、体を冷やし過ぎず、よく寝て休み、よく噛んで食べて、疲れをためないように注意しましょう。


七夕

七夕の笹飾り

7月7日は七夕祭り。
短冊に願い事を書き、願いを込めた飾りとともに竹笹に飾ります。
殺菌力を持つ竹は、魔よけの力がある神聖な植物と考えられ、その空洞に神が宿ると考えられました。力強くぐんぐん成長するので、命の象徴として、長寿を祈ることもあります。
伝統的には、裁縫や技芸の上達を祈るとご利益があるともいわれます。

五節句のひとつ「七夕(しちせき)の節句」はもともと旧暦7月7日でした。旧暦7月15日前後に行われる盂蘭盆会(お盆)の精霊棚を設置する日としての側面もあったようです。旧暦では月齢6の六日月が南西の夜空に浮かび、渡し船を連想させたかもしれません。

針仕事の上達を祈る乞巧奠(きこうでん)と、織女・牽牛伝説が関連付けられた七夕の行事が奈良時代に中国から伝わり、日本に古来から伝わる棚機津女(たなばたつめ)の伝説(機屋にこもって神にささげる織物を織る女性が川で禊を行う話)とも融合していきました。
平安時代には、七夕に川で女性が髪を洗う「七夕の髪洗い」「七夕洗い」と言う行事もあったようです。

天の川を挟んで輝く、織姫をあらわす織女星(こと座の1等星ベガ)と彦星をあらわす牽牛星(わし座の1等星アルタイル)に由来する星のお祭りであるとともに、水にもゆかりがある行事です。

天の川のイメージで、そうめんに、おくらや星型に抜いた野菜などを散らして食べる家庭も多いとか…。
ゆったりお風呂で身を清めて、夢を語るのもステキですね。


惑星の動き~水星の結び

6/17(金)に土星と、6/22(水)に火星と、6/26日(日)に海王星、木星と結んだ水星が、7/3に金星と、7/6に天王星と結び、水星のあいさつ回りはひと段落。
このあと7/17には冥王星、地球と開きます。


【今ここ♡はじめる会】配信中 金曜日朝8時頃~

●前編『ゆるっと編』(約15分)
 1-今ここYoshiYoshiタッチング
 2-地球暦×マインドフルネス

●後編『ぎゅっと編』(約15分)
 1-地球暦で今ここチェック
 2-Happyの種をまく3つの質問

✨配信もアーカイブもこちら↓でご覧いただけます。✨


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