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資格って必要なの?

こんにちは!
いつもご覧いただきありがとうございます。

私自身は日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)・NSCA(National Strength&Conditioning Association)-CPT・鍼灸師の3つのライセンスを主に保有しています。

さて今回は、この資格は本当に必要なのかを書きたいと思います。

日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーとは

その名の通り日本スポーツ協会が認定して出している資格になります。これは民間資格になります。

アメリカにも同様のATCというトレーナーの資格が存在するのですが、こちらは準医療資格であり、社会的地位が日本よりも高く活躍の場が広いです。

2019年10月現在で日本で4139名で私が取得した8年ほど前で2000名も満たなかったのでその間に倍ほど増えています。

多くのプロスポーツではこの資格を保有していないとアスレティックトレーナーとして活動できないと言われている程、プロを対象にトレーナーをする上では取っておきたい資格になります。

アスレティックトレーナーは

怪我をした時の応急処置
スポーツ科学の知識
外傷・障害の基礎知識
検査・測定と評価
選手の教育
アスレティックリハビリテーション
予防とコンディショニング
スポーツ栄養
運動器の解剖と機能
+現場実習180時間

というとても多くの知識を頭に入れた上で、180時間の現場実習を行わなければ、資格試験を受けることができません。

最近では資格のことも知られるようになり、トレーナー資格としては難関と言われているため、社会的地位も徐々に認められています。

また資格を更新するためには定期的に勉強会などに参加し、救急法もその都度更新しなければならず、取って終わりでないことも日々切磋するために良いと思います。

NSCA(National Strength&Conditioning Association)-CPTとは

これはアメリカの協会の民間資格になります。

今でこそ耳慣れしてきたストレングス&コンディショニングという言葉はこの団体が広めていきました。アメリカでも日本でもトレーニング指導者の資格団体の中では一番有名です。

私自身この資格を保持していることで東京オリンピックもサポート予定になるほど、取得していて良かったと思っています。

トレーニング知識の基礎は700ページにも及ぶ資格のための教科書で網羅されます。

またJSPO-AT同様に資格更新のためにセミナーに参加をする必要があるため、知識が磨かれます。

鍼灸師とは

実は、鍼灸師という資格ははり師ときゅう師の2つの資格の総称をいいます。

国家試験ではりの問題を解けず、きゅうの問題のみ解けた場合、はり師の資格はなく、きゅう師のみになります。

この資格は上記2つと違い、厚生労働省が認定している国家資格になります。

基本的に日本の医療は西洋医学でありますが、鍼灸師の勉強はこの西洋医学もやりながら東洋医学の勉強も行わなければなりません。いわゆるツボとか陰陽論などなどです。

トレーナーの学校を卒業後に鍼灸の学校に入った私には東洋医学が理解できず、勉強や資格対策に苦慮した覚えがあります。
しかし国家試験は、この東洋医学が9割取れるという本当は好きだったのかも。と思わせてくれました。

資格は必要なのか?

上記3つの資格ですが、本当に必要なのでしょうか?

もちろん鍼灸師の資格に関しては国家資格のため、もし資格を持たずに鍼や灸を用いて誰かを治療すると違法になります。そのため、これらを用いて治療したい場合、必ず必要なってきます。

それ以外のJSPO-ATやNSCA-CPTなどはどうでしょうか?

実際、プロスポーツ(条件でAT資格必要とある場合)でない限りはATを持っておかないといけないことはないですし、パーソナルトレーナーをするためにCPTを持っておかないといけないということはありません。また違法でもありません。

実際に資格を持たずに指導されている方々もたくさんいます。またこれらを否定するつもりもありません。

しかし、本当に大切なのはこの資格を持っている方々同様の知識あるかどうかだと思っています。

上記の2つのトレーナー資格ではスポーツやトレーニングのことだけでなく、一般的な怪我や内科疾患、禁忌事項なども習います。

もしこれらを知らずして行った場合、効果云々ではなく、命に関わることもあります。

個人的な経験だけで行うのではなく、一般的な知識を得るためには資格を取ること、もしくは同等の勉強をすることが大切だと思っています。

もちろん仕事は人と人との繋がり・信頼関係で成り立つものです。最初はそれで良いですが、怪我をさせてしまったり、最悪命に関わる。。。なんて思いたくないですよね。

そのため、何度も繰り返しますが資格は必要か不必要かはその活躍したい場所によりますが、その勉強の課程が大切です。資格同等の知識は手に入れておきたいですね。

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