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英語が完璧じゃない上での接客について

アメリカに来て8年目、今まで英語に対しての劣等感が酷かったです。
これは海外在住者ならわかる方にはわかると思いますが、時間が経てば経つほど上手く喋れない事に劣等感を感じます。

なぜこれだけ海外生活しているのに喋れないんだと。

ただ、長くいればしゃべれるなんて事は一切ありません。
日本にいても海外にいても語学が伸びるかどうかは自分次第!

たまに日本に帰ればまず第一に英語でしゃべってとか、英語ペラペラなんでしょという質問が飛んできますがアレはやめてほしいですね。

特に僕の場合、スペイン語の勉強と博物館ボランティアでペルーに1年ほど滞在していたのでスペイン語でほとんど仕事していました。
アメリカのレストランは80%中南米人です。

ただ今の職場になってお客さんと対面で接客がかなり求められるので職場でのスペイン語を禁じました。英語力アップの為です!

でも鮨職人という日本人特有の職業だからというのもあるけれど、接客は決して英語が完璧である必要はありません!
まして、つたない英語の方がなおイイように思います。

先日ですが客さんからいい評価をもらいました。

日本からの伊達マグロ

今の職場に来て3ヶ月。
客単価は$300くらいするので料理だけでなくキッチリとお客さんをもてなし、喜ばせる接客が必要で料理に付加価値をつけなくてはいけません。時間はたっぷり2時間半あるのでサクッと作って終わらせてしまうと40分で終わってしまいます。

自分なりにお客さんをどのようにすれば満足してもらえるの考えてみました。

1、笑顔

まぁこれは全世界共通でしょう!しかし大事なポイントはこれです。
今はコロナ禍でマスクつけて仕事しなければいけないのですが、マスクをつけていても『こいつめっちゃ笑ってる』というくらいに笑顔を作る事です。
ポイントは目です。
ほっぺたを思いっきり上げて目を笑っているように見せるのです。
不自然かもしれませんがマスクの下は逆に見えていないので、すごい笑顔になっているように見えます。

無表情で笑顔のない人よりも100万倍笑顔でいる人の方が安心しますよね。 

2、少しのオーバーリアクション

これに関しては少し店の高級感が薄れてしまうかもしれませんが、お客さんの言うことに大きく反応することはちゃんと聞いてくれていると言う意味にもなるのでコミュニケーション取る上では結構いいと思います。
その時の表情は目を大きく見開き、そして頷くとより一層伝わると思います。
そう言う反応をするとお客さんの方からどこどこの寿司屋行ったとか日本であれ食べたとか楽しそうに話し始めてくれます。

3、第一印象

人間、第一印象で大体この人がどう言う人なのか判断してしまうそうです。
職場でも毎日しっかり挨拶してくれる人と元気なく挨拶する人、何も言わない人いますが明らかに前者がいいですよね。
まずお客さんが来たら座ったと同時に目を見て挨拶すること。
それだけで残りのサービスが格段にやりやすくなります。

逆に僕としても挨拶をした時にお客さんを判断します。
小声でHiと言ってくる方はやりにくいですが、目を見て元気よくHii !!!!と言ってくれる人は抱きしめたくなります。

こういう当たり前のことかもしれませんが、一人一人丁寧にやることで言葉でうまく接客する以上の効果があると思います。


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