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春季高校野球千葉大会が開幕するので

こんばんは。
明日から春季高校野球千葉大会が開幕します。ざっくりですが、展望的な紹介的なことを書きたいと思います。

・Aブロック

このブロックは昨夏に15年ぶりの甲子園出場を果たした市立船橋が中心になりそうです。甲子園でもスタメンで出場していた大野と篠崎を軸とした打線が魅力ですが、稗田・工藤の両右腕が一冬越えてどのような投球をみせるかにも注目です。

追うのは昨秋の県大会でその市立船橋に惜敗した習志野と予想します。春の予選は2試合で25得点無失点。秋の時点では日下や栗山など野手は前チームからの主力級が力をみせましたが、やや投手力に不安が残りました。ストレートに力があり予選で1番を背負った中西や昨秋のエース小城など底上げを狙いたいところです。

その他にもスタメンの半数ほどが1年生ながら選抜ベスト8の専大松戸と激戦を演じた千葉経大附や昨秋の県ベスト8の志学館、昨春準優勝で関東大会でも1勝をあげた銚子商などが揃いました。その銚子商では遊撃手の押本、東海大浦安の二塁手と投手をこなす中谷など選手個人でも注目です。


・Bブロック

やはり昨秋の県を制して関東でも準優勝し、選抜ベスト8の専大松戸が中心になりそうです。ポイントは投手起用。夏の甲子園に出場した年の春は、過去2回ともエースに次ぐ投手の育成に充てながら県大会を勝ち上がって関東大会に出場しました。ただ、今年のエースの平野は高校から本格的に投手になったことや昨秋は怪我の影響もあったことから、投手としての経験をより積ませたいと考える可能性もあります。また、選抜で記録に残らないミスも見られた守備面の整備もポイントです。

追うのは4季連続で県ベスト4以上の拓大紅陵。近年同様に安定した複数枚の投手を擁し、打線にも力があります。中堅手の菰田は脚でメシを食える俊足を武器としたリードオフマンで、コンタクト力はもちろん、ZOZOマリンでスタンドに放り込むパンチ力も備えます。二塁手の今もグラブ捌きやコンタクト力の良い好選手です。

初戦で対戦する千葉学芸と市川は前チームの主力級が複数人残りました。千葉学芸はエース左腕の四釜や4番の髙橋(洵)などが残り、主将の黒嵜を中心に2年ぶりの優勝を狙います。市川はセンターラインの秋元・森・髙橋(巧)をはじめ、投手では左右で宮城・深堀とチームの中心が経験値が高く、予選では10点差を逆転して県大会出場を決めました。その勢いを持って県大会に挑んでいきたいところです。


・Cブロック

昨秋準優勝の成田とベスト8の木更津総合が中心になりそうです。成田は1年秋から登板があり昨秋の関東大会でも好投したエース齋藤に加え、長島も台頭してきました。二遊間を中心とした守備や長島を含めて更なる投手力の向上を目指したいところです。木更津総合は朝倉・羽根・水野・三富など前チームからの主力級の残る打線は期待できそうです。一冬越えたエースのサイドスロー伊藤(海)や1年春から登板している左腕の井上の投球にも期待がかかります。

1期生が最終学年になる光英VERITASは好遊撃手の辻井を中心に攻守で積み上げが見られる印象で、2年生エースの早川は130㌔中盤〜後半を計測するなど上位進出の力があります。その早川をはじめ、千葉北の武田や予選で148㌔を計測した幕張総合の早坂など好投手の揃うブロックです。


・Dブロック

Dブロックは混戦が予想されるブロックになりました。
その中でも八千代松陰と中央学院が力がありそうです。昨秋ベスト8の八千代松陰は1年の頃から出場している捕手の藤平をはじめ、投手野手ともに下級生の頃から出場する経験値の高い選手が多いです。簡単に負けない組織力に個の力がどれだけ高まるか注目です。中央学院は井川と村田の両右腕に遊撃手を兼任する颯佐も140㌔超。打線も力があり、この春の戦いから夏5年ぶりの甲子園へ弾みをつけたいところです。

父が某二塁打王、母が某五輪金メダリストの谷を擁する学館浦安は昨秋ベスト8。谷の他にも1番の中村や4番の鈴木なども力があります。その他にも東海大市原望洋・千葉黎明・翔凜なども侮れない存在で、どこが勝ち上がってくるか楽しみです。


・終わりに

いよいよ明日から春季千葉大会が開幕します。
夏のシード争いはもちろん、一冬越えた姿や新戦力の台頭なども楽しみで序盤から目が離せません。
ぜひ球場へ!

トーナメント表
 千葉県高等学校野球連盟 | chibaken High School Baseball (chbf.or.jp) より

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