第13回 「中東に渡った早期起業家教育」

「子供がお釣りの計算がわからない」と、相談を受けた。

それはそうだろう、と思った。

そもそも「現金」で買い物をするチャンスが激減しているのだ。

「ピッ!」となったら、支払い完了。

それを「学力の低下」と騒ぎ、嘆くまえに、ちょっと一息つこう。

子供たちは「お釣りの計算」の代わりに、将来もっと必要になることの習得にいそしんでいる。

「お釣りの計算」も大事だが、「ビジネスでどうやって社会問題を解決できるのか?」

「どうやってお金を稼いで、稼いだお金をどう使って、自分も家族も地球も幸せにできるのか?」

考えてないようで、kidsは結構真剣に考えているのだ。ご安心を!

さて、今日は、「50年後、石油がなくても、国民が幸せである強い国を」とのビジョンを示してくれた国、サウジアラビアの生徒たちと日本の生徒たちとの起業家教育の一幕を。

宣伝のためのポスターを描いていた。日本の生徒は、丁寧に仕上げ「価格」を記載。一方のサウジの生徒たちは、というと、「何故、価格をかくの?」と怪訝な顔。

彼らは片手に計算機を斜めに構え、日本の生徒に聞く。

「いくらで買いたい?」

価格は事前にわかる事が当然と考える日本の生徒。

価格は交渉力によって決まると思っている彼ら。

事業資金を借り入れる、という単元で「利子」を計算する日本の生徒。

「利子」の概念のないサウジの生徒は当然そんな費用は考えない。そう、イスラム金融だからだ。

サウジと日本の生徒たちの起業家教育。体験してこそ、その違いを実感し、それぞれの国の違いや考え方を知り、尊重する。

そして良い失敗を繰り返し、目に見えて逞しくなっていく。

最終日に、サウジの引率の先生が残した一言。

「日本の生徒は、無から新しいアイデアや製品を企画することができる素晴らしい力をもっている。私達の生徒は、新しいことを考えなくても、寝ている間も石油が湧く。今回は、自分達で新しいことを発想する素晴らしい体験ができた」


先生のもう一言。

「最後に教室を自分達で綺麗に掃除をしている姿に感動した。これは教えてできる事ではなく、日本人が長い間大事にしてきたものなのですね」

その後、「学校の掃除」は多くの国の教育現場に導入された。

最後に、東京タワー見学での一幕。

展望台で「お祈り」の時間になったとき、

スタッフがメッカの方向を示し、お祈りの場所を用意してくれ、そしてなんと、一般の来客者は皆でお祈りの場所を空けて静かに見守ってくれた、と言う。

彼らが日本のファンになって帰国したことは言うまでもない。

こうして「早期起業家教育」は中東に渡った。


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