学生の家庭教師、頼んだら酷い目に・・・!

 実は、学生の家庭教師、私自身が大学在籍中に内申が上がる、と口コミで
凄い人気に!当時、断るために時給5,000円にしたのに、土日で10人、教えていたことは、学習政策研究所のHPに書きました。

 しかし私の場合は、自分の定期試験対策で、都立最難関を目指し、死ぬ程勉強しました。だからこそ、家庭教師として、「範囲がここなら、これが出る!」と確実に予想問題集を作成し、それがほぼ100%出るので、通信簿が3の生徒は4に、4の生徒は5に、上がったのです。自分が定期試験で徹底した試験対策をして、毎回学年トップだったから。

 当時の高級住宅街の保護者の方々は医師・弁護士・大学教授・会社社長・エリート官僚と社会的ステータスの高い方々が御子息・御令嬢を私の元で、指導して下さい、と、殺到!1日5人ってしんどいですよ。

 でも、自分が学生でも、十分に教えられる、と自信があった。それで、子どもの受験が終わり、国立中学に進学後、Dr.美子として専属家庭教師を降り、研究者として開放されたくて、東大1年生の学生さんにお願いしてみたのです。
 
 そうしたら、本部の問題集のコピーを持ってきて、子どもに解かせ、解説を見ながらその東大生が説明するだけ。指導後もノーコメント。子どもも、全然楽しくない、と成績下がるばかり。自信は喪失するし、もう見ていられず、その本部に交渉しました。これで月4万円?冗談でしょ!と、とうとうと私の学生指導、家庭教師体験を話しました。

 すると・・・先方のトップが出てきて「お母様の仰る通りです。それが理想の家庭教師像です(つまり、学習政策研究所のポリシーの原型を伝えたのです)。それは、私共にはできません。判りました。入会金も含め、ご迷惑をお掛けしたので、全額返金致します。」と。意外な展開。

 要するに、東大生だからって教えるのが上手い訳ではない!東大生なんて有難い存在ではない。高校の同期にも沢山いるし、大学院教授から見て、その頃教鞭を執っていた早稲田大学やその後の東工大の大学院生を指導していたので、何も解っていないことは、知っていたのです。
  
 この辺りは誤解しているご家庭が多いのですが、学生は安いけど、所詮、指導してきた私から見ると、その本人が学ぶべき存在。私が家庭教師できたのが、異常(?)だっただけでした。

 従って、今、受験直前で1,400円で家庭教師募集って沢山出ていて、保護者の方々は学生さんを想定していると思いますが、失望することは覚悟でお願いした方がベターかも?

 

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