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イギリスに留学中に自己肯定感のセラピーを受けに行った時のこと

こんにちは。今回は私がイギリスに留学していた時に、自分にもっと自信を持つためにグループセラピーを受けてみたときの話をします。

ことの発端は、私が研究室で実験をしていてその成果について技官の人と話し合っていた時に、この研究が何の役に立つかよくわからないなぁと正直に言ったところ、その技官の人にそんな曖昧なことを言ってはいけない、もっと自分のことに自信を持たないといけないよと注意されたことです。

それを聞いて私は、そうかもっと自分に自信を持たないといけないなと思い、その大学の附属のカウンセリングセンターにSelf Esteem(自己肯定感)のクラスを受けにいきました。

私と同じ時期に参加したのは、男子学生1人女子学生2人の(私と合わせて)計4人だったと思います。皆さんいろいろな悩みを持っていて、その中の1人は友達と食事に行った時に自分だけメニューを決めるのが遅くて、それで友達に迷惑をかけているのではないかと悩んでいるような素朴な人でした。

皆さん見た目からは、そんな悩みを持ってる人には全然見えなかったのでなんとなく驚いたのと、逆にちょっと親しみも沸きました。

我々4人とカウンセラーの資格を持っている女性の先生が行動認知療法をベースにしたグループセラピーを週に1回ずつ3ヶ月ぐらいにわたってやっていくコースでした。

そのコース自体は問題なく進んでいったのですが、実は我々以外にももう1人登場人物がいます。それは受付の女の人です。

その人は、いかにも明るい欧米の女性と言う感じで、声も大きくてハキハキしていて、いつも明るい表情でいるような少し大柄な女性でした。

我々とカウンセラーさんは、どちらかと言うと繊細な性格の持ち主で、おとなしくて、他人の感情に配慮するようなタイプだったので、その人とは反対のタイプでした。

セラピーセッションの前は、待合室で他のクラスを待っている人たちと一緒に待機するのですが、クラスの準備ができたのを伝えに来るのがその受付の女性でした。

その方が、自己肯定感と関係のないクラスを待っている人たちがいるにもかかわらず、待合室に入ってきて大声で

自己肯定感グループの人!!準備できましたよ^_^ さあ、自己肯定感の人こっちにいらっしゃい!!

と大声で、私たちが何で悩んでるかを他の人たちの前で言ってしまうのです。

私たちはいつもそういう呼ばれ方をした後で、少し恥ずかしそうにしながら、いそいそとグループセラピーの部屋へと歩いていくのでした。

明るくて元気なのは良いことですが、カウンセリングセンターではもうちょっと繊細な方を受付に雇っていただきたいなと感じました。

グループセラピー自体はうまく進んで、私は自分にもう少しだけ自信を持てるようになりましたが、やはり他人の気持ちに配慮すると言う繊細さは引き続き持ち合わせていきたいなと思いました。

今回の話は以上です。お読みいただきどうもありがとうございました。

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