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【パエリア】レシピ より大切な事🥘

 卒業や進学。就職や転勤。のこの時期は、お別れがあり、出逢いがあり。何か心機一転(^^)ワクワクもする暦ごろ。ここ日本における表現では、「令和2年度」という記述になる時間が始まります。
 色々な所で、色々な方達とのコミュニケーションが繼がれます。想い出話に、自己紹介、目標共有などなど。シーンによっては合唱したり、祝盃を掲げたり。(^^)そんな人と人が共有しようとするベクトルのすぐ側にパエリャは隣り合わせていたりするんです。
 そう、まさに。…ひょっこりパエリャ(^^)なんです。

パエリアの生息域🥘

 パエリャを囲む、丸〜いお鍋の周りには、いつも人々がいます。なぜならば、「食べる人無くして、パエリャ無し。」更に深く覗いてゆくと、「食べなければ、人無し。」という究極の答え(^◇^;)。
 パエリャの誕生などの、細かいヒストリーはここでは省略させていただき。シンプルに考察をしてゆくと以下の様に考えたりはできないでしょうか?
①パエリャが存在する場面には、パエリャを食べたい人々がいる。
②パエリャを創生する場面には、食べてもらいたい相手が存在している。
*もちろん。相手が決まっていない可哀想なパエリャも、スペインのスーパーやフードコートには存在しています。もちろん美味しくないですよ。(^◇^;)

①②から想像できるのは、パエリャは【生命維持の熱量摂取食品ではない】と言えるのではないでしょうか?

 想像してみてください。
誰が食べるのかわからない、商店のお弁当や宿泊施設のビュッフェと比べ、母さんのジャガ芋が溶けだしたカレーや給食の甘い麻婆豆腐。(^.^)
その差に誰もが気づいています。我々人間は食物から熱量を摂取すると同時に、【甘味・塩味・酸味・苦味・旨味】の他に【暖か味】を感じているのです。

 パエリャは常に人々の近くに生息し、【暖か味】をたっぷり含んだ料理(^^)だったり。

パエリアで喜んでもらうヒント🥘

 愛情いっぱいのパエリャで、沢山の笑顔をみたい!なんて貴方は、とってもステキっ。(^^)そんな貴方には特別な処方箋を用意いたしました。
 では、復習になりますが、パエリャとは…どんな料理だったでしょうか?
早速、朝・昼・夜の一日3回、食前に4日間処方いただくのは、⬇️
【パエリャ-お米一粒、ひと粒に良質なスープを最大限閉じ込めた料理】
効き始めは4日後から(^◇^;)、まずは徹底的にお米の食べ方の概念に新しい方法を取り入れることから始まります。
 ここで焦ってはいけません!見た目だけの【丼物パエリア】では、沢山の笑顔をリピートさせることは困難でしょう。なぜならば、【パエリア】と【パエリャ】は別物で、【パエリャ】には歴史と文化、そして技法があり、更に生命維持の為の熱量摂取以外の大きな働きが宿っているからです。

丸いモノは、ヒトには伝えづらい(^◇^;)パエリアもしかり…🥘

 身の周りにある物体の形をキョロリと眺めてみてください。○△□とその仲間がたくさんありますね。なんとなくですが、○いモノには歴史や思想、はたまた回転物や縁起物が多かったり。□いモノには生産性や伝達、はたまた不動産や約束事が多かったり。そんで、△なモノには、革新や合理性、曖昧と神秘などなど。
 とりわけ、自然物には□や△は少ないのではないかと思いませんか?太陽も月もスッポンも○ですね。(^^)そしてパエリャも○。何かスピリチュアルを感じてしまいますが、パエリャ鍋は○く、それを皆で共有します。この○い存在を伝えるには、○内に□を描くか、△を描くか、はたまた、なぞって○を描くか、○内に縮小した○を描くかの四択。あるいは、逆に○より大きい□・△・○を描くかとなります。(^◇^;) しかーーーーーし。後者は、伝えるにはハードルが高すぎる旨、前者の4択が無難でしょうか。
※ここからは、今後において大切な指針になります故。記録として記せねばならぬとご了承くださいね。
 求める○を伝えるには、以下の4つの方法があります。
①○を○内の□で伝える。(パエリャを言葉と文とレシピで伝える。)-36.3%
*パエリア検定レベル
②○を○内の△で伝える。(パエリャの完成型を直感で伝える。)-58.7%
*Dr.Paella記事レベル
③○を1/2で伝える。(パエリャの要約を伝える。)-75%
④○を全て伝える。(パエリャを複製する。)-100%

 ここでは上記の②の様に、本質を合理的に伝える事を前提にした処方箋を出していきたいなぁ。と思っています。(本質の41.3%(^^))

パエリア🥘は、炊込みご飯ではないのです。

 ここでお伝えしたいのは、【海鮮丼物炊込みご飯】≠【パエリャ】という真実。
黄色く染まったご飯には、世界最高峰のハーブといわれる、【サフラン】の存在。その最大要素は【薫り】です。続いて、【効能】・【色】。つまり、色のみの複製パエリアでは、本来の効果は発揮できないわけです。ましては、“ウコン”というハーブは【サフラン】とは対極の食味を演出しますから、大変ですね。(^◇^;)。
 はたまた、中華料理の【炒飯】は、米飯を香油でコーティングした料理であるし、【ピラフやリゾット】は、油脂で米のデンプンを糊化させたのち、出汁で加熱調理した料理です。そして我ら日本の【炊込みご飯やちらし寿司】とも似て、異なる料理となるのです。

今日のおさらいパエリア🥘

①見た目だけの、日本式【パエリア】と【パエリャ】は別物である。
②【パエリャ】には常に相手が存在し、【暖か味】という食味を有する。
③【パエリャ】を伝えるのは困難だが、人々のコアな部分に直結している。
④炊込みでもなく、ピラフやリッゾットでもなく、炒飯でもない。

*記事中の【パエリア】【パエリャ】の表現には、もどかしい背景があり、読者の誤解を招く可能性を秘めますが、適材適所で吟味し表現している事のご理解を頂けましたら幸いです。(^^)

NPO法人 全日本パエリア連盟 主催の「パエリア検定™️」のHPは⬇️こちら。

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日本全国のPaellaManiaが一緒に創り上げるPaellaの祭典【PaellaSummit2020】
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