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第一章 私の鬱の時の過ごし方 / 頓服を飲む・臨時受診をする


鬱になると、どうやってこの状況を抜け出せばいいのか、ちょっとしたパニックになってしまいます。

マイナス思考が止まらず、「自分の考え方が悪いのではないか」と自分を責め、悪い思考にどんどん集中して、頭がいっぱいになり、どうしたらいいか分からなくなります。

そういう時こそ、ちょっと冷静になって、まずは頓服をぜひ使用しましょう。

鬱というのは、ある意味、脳のバグでもあります。ご自身が悪いのではなく、「症状」です。

皆さん、「頭痛」という「症状」が出たら、頭痛薬を飲みますよね?
それと一緒で、「鬱」や「希死念慮」という「症状」が出たら、精神薬を飲むのと同じです。

薬に抵抗がある方もいらっしゃるかと思いますが、やはり薬は有効です。
薬でいったん落ち着かせてから、その後のことを考えていきましょう。

また、頓服が効かないのであれば、次に検討すべきは臨時受診です。

こちらも、薬が増えることに抵抗があるかもしれませんが、ひどい鬱や希死念慮に自分で打ち勝てない場合は、まずは薬に頼ってみた方がいいと個人的には思います。

実際に私も、季節の変わり目で調子を崩し、久しぶりに希死念慮まで出た際、薬が増えて不安になりました。でも、その後かなり症状が改善されて生きやすくなったので、増やしてよかったなと思いました。

たった1錠薬が増えるだけでも、全然違います。

症状が悪いときは薬に頼って、また調子が良くなったら、いろいろと躁鬱対策をしてみて、減薬していけばいいのです。

薬が増えることに不安対して不安になりすぎず、うまく付き合ってみてくださいね。

調子が悪くなったら、まず頓服

それでもだめなら、臨時受診

鬱になると、この基本的なことをすっかり忘れてしまいます。この行動指針をしっかりと覚えておきましょう。

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