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治療① 腸内環境を改善させるには?(大腸編)

腸内環境については、一つ前の病気の原因①で書きましたが、大腸、小腸ともに改善させる必要があります。

まず、大腸のところですがよく言われているのが、食物繊維、オリゴ糖、発酵食品などです。
確かにこれらは腸内の善玉菌を増やしたりすることで腸内環境がよくなります。

しかし、これまでのべ2万人以上の患者さんをバイオレゾナンスで見てきた結果、自分自身もビックリしましたがこれだけでは改善できないくらい腸の環境が乱れている人がほとんどです。

それは、圧倒的に乳酸菌叢が乱れていて思っている以上に悪玉の腸内細菌が多くなっているからです。
なので、そのような場合には圧倒的な量の乳酸菌、しかも種類が多いものを摂取する必要があります。

日本の乳酸菌のサプリメントは1種類だけがほとんどですが、アメリカでは乳酸菌のサプリメントは数種類入っています。それは、乳酸菌研究において日米の差があります。日本では乳酸菌を1種類で研究するのですが、アメリカでは数種類で研究するというベースの違いがあります。

しかし、体に作用するものとしてはアメリカのような数種類入っている乳酸菌サプリメントが圧倒的にいいというのが、バイオレゾナンスで診て分かっています。一般的なデータとしては、どこも出しているのですが、やはり体に実際にどう作用するのかはリアルタイムに診れるのがバイオレゾナンスです。

その中でも、クリニックで使っているのは、クレアラボ社の乳酸菌サプリメントです。

Pro5を一般的に使いますが、コンプリートはストレスで腸が乱れやすい人に使うことが多いです。その人にどの乳酸菌が合うかは、その人の乳酸菌のバランスで変わってくることが診療してきた中でわかってきています。
しかも、通常量の倍の量を初めに使うことが多いです。

自分に合っていない乳酸菌サプリメントを使っていても、何も変化しないのです。飲んでいても変化を感じない乳酸菌のサプリメントは使うべきではないと思います。

1種類の乳酸菌でも他に腸にいいものが入っていると相乗効果でいい反応になりますが、残念ながらそのようなものは少ないですね。

他の乳酸菌サプリメントを今まで見てきましたが、これらに比べると弱く
現代人の腸内細菌はかなり乱れていることが分かります。
これは、運動不足、欧米の食文化、ストレス、有害物質などの影響があると思います。
これらのサプリメントで腸内細菌が改善してから、初めに話していた食品を摂っていい状態をキープしてもらうとサプリメントをずっと飲む必要もないし、食事でキープできると思います。

腸内環境が改善すると、便秘の解消だけではなくアレルギーや肌荒れ、免疫力がついてきます。

便秘がない人でも自分が思っている以上に腸内細菌は乱れていると思ってもらってもいいと思います。
それは、腸の解毒力に関係してきます。体の中に様々な有害物質が溜まっていることが多いのですが、まずこの腸の解毒力が低下していることが関係しています。

腸の解毒力には、まず腸内環境(大腸、小腸)、腸の動きが関係します。

腸の動きが悪い人は、漢方薬や薬などで刺激したり、運動やマッサージで刺激しないと出ないので、それらを日々使うことをオススメします。

根本的に改善させる方法は、腸の神経の話をしないといけないのでまた次の機会に話をします。

大腸についてはここで終わります。次は、小腸編になります。

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