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ビタミンCの効能や効果について

ビタミンCは、一般的に体に必要な栄養素であるということは理解されていることが多いですが、具体的にはどのように良くてどれぐらいを摂取すればいいのかまでは分からないことが多いと思います。

厚生省の摂取基準では、1日100mgと言われていますが、それは病気にならない最低限度の量が示されています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/eiyou/syokuji_kijyun.html

厚生省の食事摂取基準より

一方、分子栄養医学の観点では、健康の状態に必要な1日のビタミンCの量は1ー2gと言われています。

一般的にビタミンCの効果としては
1. 免疫機能アップ(白血球の増加)
2. アレルギー反応を抑える
3. 活性酸素を除去する(活性酸素は老化やがんの原因になる)
4. コラーゲンを作る


しかし、これ以外に体の中でビタミンCを必要とする臓器があります。

それは、目、脳、副腎です。

よく美容にビタミンCがいいと言いますが口から摂取する場合は皮膚は最後に働くことになります。

目と脳と副腎は、どのような時に働くか知っていますか?

それは、現代社会でよく見られるものです。パソコンを使ってずっと仕事をしていると眼精疲労でビタミンCが使われます。
そして、ストレスがかかると脳と副腎に影響ができて脳疲労や副腎疲労となり慢性的な疲労になります。そこにもビタミンCが消費されることが関係しています。

副腎についてはまた別のところで書きますが、我々がストレスを抱えるとき(本人が自覚なくても脳にストレスがかかっている場合)脳からホルモンが出て副腎(腎臓の上にある親指ほどのホルモン臓器)に副腎ホルモンを出し、ストレスに対して体にやる気を起こさせるようにします。

しかし、ストレスが慢性的にかかっていると副腎の働きが低下しますがそれはビタミンCが消費されてしまって枯渇してしまうからです。

その場合、実は口からビタミンCを摂取しても補えないぐらい低下していることが多いです。

口からビタミンCを摂取しても腸から吸収されるのは5gが限界です。それ以上とっても下痢となって出て行ってしまいます。

なので、脳や副腎が疲労するぐらい低下している場合は高濃度ビタミンCを血管に直接入れる点滴を入れないと回復できません。
当院で行っている統合医療の中の点滴療法の1つに高濃度ビタミンC 点滴があります。

ただビタミンCは体の中に入ってもおしっこで出て行ってしまうというのがあるため、当院では通常1回30gのビタミンC点滴を2週間ごとに4、5回ぐらい点滴で入れていますが、そうすると本来の脳や副腎の働きを取り戻すことができます。

点滴である程度底上げできれば、あとはサプリメントや食事などでビタミンCを入れてもらうといい状態を維持することができます。

ビタミンCを効率的に体に入れるには?

実は、ビタミンCを摂取してても体に入っていないことが多くあります。せっかく摂取してても意味がないということがあります。

原因として、ストレスが多い、頭をよく使っている、重金属など有害物質が溜まっている、タバコを吸っていることが挙げられます。

これらにより常にビタミンCが消費されてしまっているからです。

ビタミンCの体内での量は、血液検査でもわかりますが当院のバイオレゾナンスを用いたドイツ振動医学の機器で測定するとすぐにわかります。

当院で高濃度ビタミンC点滴を行う際には、これらの原因を取り除くことがやってから行うことが多いです。

そうすると、効率よりビタミンCが体内に入っていきビタミンCの効果を実感される方が非常に多いです。

高濃度ビタミンC点滴は、先ほどの脳疲労、副腎疲労や、がんの方、がんの予防対策、アンチエイジングなど様々な方に使うことが多いです。

点滴については、また別に記事に書きます。


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