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入院中の看護師との会話で大切なことを教えます

 皆さんが病気などで病院に入院するとおそらく医師よりもずっと身近に感じる存在は看護師さんではないでしょうか。
 
 看護師は医師の指示のもと、様々な医療行為(点滴や採血・看護処置など)を行うだけでなく、入院中に必要な生活の補助(着替え・入浴や清拭・トイレの介助など)まで行うことになるため、必然的に入院中に関わる機会も多くなります。
 
入院患者さんからは、
「こんなこと看護師さんにお願いしていいんだろうか」
「忙しそうで呼べない」
ということも聞きます。
確かに急性期の入退院患者の多い病院では看護師は極めて忙しいことが多く、なかなか一人の患者さんに多くの時間をかけることができないこともあります。複数の受け持ち患者さんを抱え限られた時間の中で、優先順位をつけながらそれぞれの患者さんのリクエストや業務に当たっているのが現状です。特に夜間の時間帯では当直業務にあたる医療スタッフは限られるため、その業務量は必然的に増えてしまいます。
 
 それでも患者さんから看護師さんへのお願いは遠慮せずにしてもいいと思っています。ただ多少時間がかかってしまったり、忙しすぎてうっかり失念してしまう可能性もありますので、お願いしたい事項は事前に余裕を持って伝えておくことが良いと思います。
 またご自身がこういうときはこのようにしてほしい、という希望があれば早めにお伝えしておくこともいいかもしれません。
 
 どんなに忙しい中でも、すべての看護師は入院中の治療に関連する、もしくは必然性のある患者さんからのお願いは喜んで応えてくれると思いますし、それに対応することに全力を傾けています。
 入院での治療では患者さんは身体的にも精神的にも辛いことを看護師は十分理解していますので、患者さんの要求通りに対応できない時は看護師も落ち込むこともあります。
 
 時間と体調に余裕がある時には少し前もって、この時間にこれをしてほしい、とお願いしてみることをお勧めします。


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