論理と感情を切り離すホリエモンのすごさ、「我が闘争」
こんにちはらサカモトです。
さて、今回は、ホリエモンの著書「我が闘争」です。
以前読んだことがあったのだけど、こちらのNewspicksの番組の中で、麻布競馬場さんが小説を書くきっかけがホリエモンの「我が闘争」と、紹介していてあらためて読みたくなりました、
覆面小説家・アザケイとは何者か?
内容
はじめにでも書いているけど、今に集中する、過去を振り返るのは暇人と言いきるホリエモンの自伝。刑務所に服役中にあまりに暇で過去を振り返ったものだ。
あの有名な近鉄球団の買収騒動、フジテレビの買収騒動、選挙への出馬、ライブドア事件などの裏側だけでなく、幼少期からのどんな家庭環境でどんな生活をしていたのか赤裸々に描かれている。
数年ぶりに読んだけど、面白くて一気読みしてしまった。
論理と感情の分離の徹底
詠んでて感じるのが、子供の頃から徹底的に感情と論理を分離しているのだ。
小学生の頃のエピソードでクラスのリーダーと「赤ちゃんがどうやって生まれるか」で喧嘩になり、ホームルームで議題となったことが紹介される。このときのエピソードがそれを端的に表されている。
これを読んで驚いてしまった。擁護しているにも関わらず、感情で話しているのは理解できないと切って捨てている。小学生から感情と論理を分離していたのだ。すごすぎる。
その他にも合理的なエピソードがたくさん
その他にも、中学生の時にパソコンを手に入れるために、親から借金したというエピソードが紹介される。
そこから学んだことは、いい借金というのはどんどんすべきということ。アルバイトでお金をためてから購入するのでは時間がかかってしまうが、その時間を短縮できるのだと。
また、高校の頃は勉強を全くしないで、成績が低迷するも、東大受験は半年前からはじめて、徹底的に分析と集中して、受かったとか、とにかくエピソードの一つ一つが強烈ですね。
大人になって、あのようなキャラクターになったものと思っていたけど、子供の頃からあのキャラクターだったんだというのは驚きだった。
その他にも、小学生の頃にあこがれの東京に家族と旅行することがあったが、地下鉄にも乗れず、サンシャイン60には行けたものの駆け足で終わりにして、食事は立ち食いそばで済まそうとした両親に怒り狂ったとかのエピソードも強烈。
とにかく一つ一つのエピソードが強烈でおもしろい。
合理的な考え方は参考になる
この本は一つ一つのエピソードが面白いのはもちろんだけど、ホリエモンの合理的な考えが参考になる。真似できるかはともかくとしてね。
例えば、ホリエモン一度結婚していて、子どももいるそうだが、離婚後会ってないそうだ。会わないほうがお互いのためだから、会わないと決めたら会わないとか、あと何か失敗しても気にしてもしょうがないとか、こうした合理的な考え方は参考になると思うんだよね。ちょっと生き方が楽になるような気がする。
そういう意味で、参考になる本。おすすめです。
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