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駅ナカオフィス「STATION WORK」に籠もりながら色々考えてみた

noteに書くネタがだんだん切れてきた・・・(笑)

デジタル&フィジカルデザイン編集部を立ち上げて、はや2ヶ月がそろそろ経とうとしています。分かっちゃいたことですが、記事を書き続けるということは本当に大変ですね~!毎日のように記事や動画を作っているブロガーさんやYoutuberさんはほんとにすごいです。見習いながらこれからもコツコツと記事をがんばって書き続けていきたいなと思っています。

そんな泣き言を書いてても仕方ないので、本日ご紹介したいのは最近よく見るようになった駅の中にあるカプセル型ワークスペースです。少しずつ設置している駅が増えてきて、気になっている人も増えてきたのではないかと思います。というわけで本日はJR東日本の駅ナカにある”STATION WORK”を体験してきました!

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新宿駅南口にある駅ナカワークスペース

ネットで調べたところ、事前予約したほうが良いと分かったのでまずはWebサイトから会員登録を行いました。登録にはメアド、パスワード、氏名、郵便番号、住所、生年月日、クレジットカード情報、それと任意でSuica/Pasmoの番号を入力して、約5分ほどで登録完了となりました。急いで使いたい!みたいな時には若干面倒に感じるかもしれませんね。

会員登録を完了するとWebから利用したい駅を選択して、空き状況を確認し予約ができます。

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WebのUIは特に迷うことなく利用できて良い感じでしたが、現在時刻の約1時間後から予約可能なブースが標準で表示されるようなので、5分後に使いたいのに選択出来るブースがない!と一瞬戸惑うことがもしかしてあるかもしれません。(実際は利用開始時間を直近時刻にすると表示されます)

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予定時刻になったのでブースを訪れると、新宿のスペースは僕の予約したスペース以外は全て利用中!つまり満席状態。利用してみたのは14時頃の昼間で新宿駅といっても比較的人通りが少ない新南口改札方面に設置されているブースなのですが結構みなさん使われてるんですね。そこは意外でした。

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ブース入り口横に受付液晶画面があり受付ができます。僕はあらかじめ会員登録したので会員ボタンからスムーズにチェックインできましたが、もしブースが空席なら一般(非会員)でもこの先の操作からチェックインができるのかもしれません。ここは残念ながら今回確認ができませんでした。

入室のためのキーは予約時に取得したQRコード、もしくは登録したSuica/Pasmoをかざすことによって出来ます。交通系カードがIDとして使えるのは便利ですね。

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カプセル内はL字型の机が置かれていて約20インチほどの外部モニタを接続することができます。仕事をする環境としては十分のスペースがあり、特に窮屈に感じることはありませんでした。

その他設備としては、
・無料WIFI
・コンセント(電源&USB)
・空気清浄機
・デスクファン(簡易的な扇風機のようなもの)
・除菌シート
といったものが備え付けられています。

気になる防音はどうかというと、駅内アナウンスの音は通りやすい音ということもあって、ブース内にも結構入ってきます。とは言えリモート会議でイヤホンマイクで拾うほど煩くはない感じなので気になるほどのボリュームではなさそうです。その他雑踏音はほとんど遮断してくれているので、中は思った以上に静かな印象でした。隣のブースからの声や音も全く聞こえませんでした。

駅ナカワークスペース。
さてどんなときに使うだろうか?考えてみた。

今回は必要性があって駅ナカオフィスを利用したわけではないのですが、じゃあ自分だったらどういうときに実際に使うだろうな?ということをシチュエーション別に考えてみました。

今すぐパソコンを開いて作業しなくちゃいけなくなった!
移動中にどうしてもメールやファイルのやり取りなど、スマホではどうしても行えない作業を急遽やらないといけなくなる際に利用するシチュエーションは考えられます。特に情報の取り扱い上、周辺に見せてはいけないものの場合なおさらこのようなプライベートな空間を利用する必要性はあるでしょうね。ただ、僕ならそのような場合は最悪トイレの個室に籠もってやるなぁとも思いました(笑)

急なオンライン会議(または電話)をしなくちゃいけなくなった!
忙しいビジネスマンなら電車移動中に急遽打合せや会議を要請されるシチュエーションはめずらしくないのではないでしょうか。そんな時にこのサービスは確かに活躍しそうですね。途中下車してすぐに会議!というほど切羽詰まったシチュエーションは少ないかもしれませんが改札を出ずに利用できるのはメリットと言えます。ただそれほどの緊急な会議はめずらしいと思うのでどうしても外出先でオンライン会議を行う必要があるとしたら、個室のあるネットカフェなどを利用するパターンを取るかもしれません。
ネックとなるのは15分で250円という値段でしょうか。一般の会議はおおよそ1時間前後なので1,000円ほどとなります。この金額を安いと見るか高いと見るかで利用頻度は変わってくるのではないかと思います。

ガッツリ仕事。集中して資料作りをするぞ!
確かに静かな空間で快適ともいえるので仕事が捗る環境ではあると思います。これは人それぞれの好き嫌いの世界になると思いますが、僕はガッツリ仕事をするとしたらカフェや個室のネットカフェを利用すると思いました。このブースは仕事をするための基本的な設備は整っていますが、当然飲み物など提供されるわけはなく、ゆったり過ごすことができる空間としては感じることが出来なかったからです。また、作業のために3時間利用するとしたらネットカフェなどと比べてもかなり割高になってしまうでしょう。

リピート利用するだろうか?

新宿南口のブースはほぼ満席状態だったので結構な人気が窺えるのですが、個人的にはあくまで緊急措置的な理由でしか利用するシチュエーションが正直思い浮かびませんでした。一度利用してみたことによって、「お、ここ結構いいじゃん、また使ってみよう」と思えるほどの体験ではなく「まあ、こんなもんだよね」レベルだったことは否めません。例えば利用すると飲料が一本無料とか、顧客の想像の一歩先のホスピタリティがあると良いなと思いました(駅ナカ店舗でドリンク割引サービスというのは行ってました)。

利用時間はもっと長くなるだろうか?

ビジネス上、顧客ひとりひとりの利用時間が長いほうが商売上良いと考えられます。一方で僕の利用ニーズからすると利用したとしても15分から1時間以内の利用がほとんどとなり、実際15分から使える料金体系があるのは緊急で利用したいという時には非常に助かります。
では1時間以上のロングワークをここですることはあるのだろうかというと、他の代替手段もあるのでよっぽどのことがない限りそうはしないだろうなと思います。もし運営側としては一利用者辺りの利用時間をもっと長くさせたいのであれば、別のアイデアが必要になりそうですね。例えば縦長のブースではなく横長のブースを二段にして寝転がりも可能なワークスペースにするとか(暴論ですが(笑))
そこまで行かなくとも、より心地よく過ごすことのできる工夫の余地はまだまだありそうです。

カプセル型のワークスペースがもし今後一般的になるのであれば、必ずビジネスとして成り立たせないといけませんから、顧客を『また利用してみたい』『もっと長い時間使ってみたい』と思わせる仕掛けは今後考えていかないといけないのでしょうね。

本日はこの辺りで締めたいと思います。

あ、一つ書くのを忘れたのですが、このブース内にはゴミ箱がないんですよ。最初に除菌シートで机などを拭いたのですが、そのシートを捨てることができなくて地味に残念でした(笑)

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