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混雑状況の可視化サービス3選!

こんにちは&メリークリスマス!
デジタル&フィジカルデザイン編集部の加藤です。みなさまいかがお過ごしでしょうか?

本日は店舗やホテルなどの各種施設で導入が進んでいる「混雑状況を把握できるサービス」をご紹介したいと思います。

混雑状況可視化サービスって何?

「混雑状況可視化」、「混雑度チェック」といった情報は言うまでもなく2020年にニーズが高まったサービスと言えます。どこの場所に人が密集しているのかを事前に把握することで人がたくさん居るところにはなるべく行かないようにしてリスクを減らすという行動が求められるようになったからでだと推測できます。
 また、そのような混雑度を施設運営者側が積極的に情報発信することで利用者に安心して利用頂けるという意味で、これらサービスを提供する事業者が今後増えてくるのではないかと考えています。

どのような種類があるの?

GPS連動タイプ
GPS連動タイプのサービスは、ユーザーのスマホGPSデータを元に、どのエリアに人が多く集まっているのかを把握する形のサービスです。Yahoo!地図ドコモ地図ナビの混雑度マップが有名です。
また、IoTやビッグデータを用いたデジタルサービスを開発しているunerry社が提供しているのが全国のスーパーやドラッグストアなどのお店やその周辺の混雑度を示している地図サービス「お買物混雑マップ Powered by Beacon Bank」です。

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このようなサービスは広範囲での混雑度把握が出来、また過去の人の出入りから混雑予測ができるところが便利な一方、店舗内のどの場所・どの階が混雑しているかといった細かな場所までは把握できないという部分もあります。

センサー/カメラタイプ
ビーコンセンサーやカメラなどで施設内の人を認識しその数量を可視化してアウトプットするタイプのサービスがこちらのタイプとなります。
 例えばショッピングセンターや百貨店などではどの階や施設が混んでいるのかや、宿泊施設などでは大浴場やリクリエーション施設などの混雑状況の把握に役立てることができます。GPSよりも小さなエリアで精度高く人数を計測することができ、リアルタイムに施設内の情報端末やWebに情報をアウトプットできるため、導入する施設が少しずつ増えてきています。

例えば老舗の旅館/リゾートホテルとして大変有名な富士屋ホテルはレストラン、大浴場、パブリックスペースの出入り口にカメラを設置し、リアルタイムの混雑状況を客室のTVやスマートフォンに発信しています。

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<出典元:PRTIMES


店舗/施設運営者さんにおすすめの
混雑状況可視化サービス3選!

次に、いくつかそのような混雑状況可視化のデジタル機能を提供している会社さんのサービスをご紹介したいと思います。

凸版印刷の「nomachi」(ノマチ)

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<出典元:凸版印刷

最初にご紹介するのは凸版印刷さんの「nomachi」です。大規模施設から飲食店、広めのオフィスやスーパーマーケットなど幅広い種類の施設での導入が想定されています。人の行動はカメラではなく安価な小型センサーを用いて、机の下や棚などに設置することで高精度な計測が可能なようです。
また、会議室の利用状況を手動で発信可能などユニークな機能も備えています。どちらかというと大きめの施設の人の流出入を想定したシステムかもしれません。
凸版印刷のサービス紹介はこちら

セキュア社のコミエル

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<出典元:コミエル製品紹介リーフレットより>

株式会社セキュアさんが提供する混雑見える化ソリューション「COMIERU」はステレオビジョン技術を採用したカメラによって高精度な3Dセンサーを利用しているため一つのデバイスで様々な計測ができるところが特長のようです。またAPIによって様々なWebシステムと連携することが可能で、施設のデジタルサイネージへの表示だけでなく、例えば施設運営者のWebサイトやアプリなどにも混雑度状況を知らせるような運用方法が想定できます。

セキュア社のコミエルのサービス紹介はこちら

メディアウェイブのease for Croud

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<出典元:メディアウェイブ社Webサイト

最後にご紹介するのはメディアウェイブ社のease for Croudです。
こちらは先程ご紹介した富士屋ホテルさんでも導入されている宿泊施設運営者向けの混雑状況把握サービスです。館内に設置されたカメラによって混雑状況を計測し、その状況を客室TVや館内のデジタルサイネージ及びスマートフォンに表示出来る仕組みとなっています。表示は「空いています」「やや混雑しています」といったシンプルな表現方法となっており見やすいですね。
 また、スマホでの閲覧は館内のWIFIに接続した際にのみ確認ができる仕組みとなっているようで宿泊者以外には情報を知らせないといったケアも行っているようです。お値段も手頃ですね。

メディアウェイブ社のease for Crowdのサービス紹介はこちら

混雑度の可視化はお客様からの問合せ量の削減にも。

3種類のサービスを紹介してきましたが、このようなサービスは利用者にただ混雑状況を知らせるだけでなく、そのような問合せが施設スタッフなどに集中することを防ぐという意味でも有用だと思いました。「今、混んでますか?」と聞くためだけに施設に連絡するのは利用者側も億劫ですし、そのような連絡が頻繁にスタッフに届くと本来の業務に差し支えがでてしまうかもしれません。総合的な顧客満足度向上という意味でも導入するメリットはあるのではないでしょうか?

本日の記事は以上となります。
ここまで読んで頂きありがとうございました!

※上記3種のサービスはWeb上で調べた内容を元に記載しているため、実際のサービス内容と齟齬がある場合がございます。ご興味のある方は各社それぞれへお問合せ頂ければ幸いです。

引用元:<a href='https://www.freepik.com/photos/background'>Background photo created by mrsiraphol - www.freepik.com</a>

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