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元Webデザイナーが印刷物デザイナーになってみて良かったと思うこと6つ

さて、最初に前置きです。
タイトルに「元Webデザイナー」だなんて大きいことを書きましたが、名前だけの仕事ゼロWebデザイナーでしたのであしからず。
コーディングはある程度。自分でやるのは年が明けるから、外注してました。コード見て意味が理解できる程度の知識レベル。
そんなWebデザイナーが、印刷系のデザイナー(DPTデザイナー)になってみて良かったことを6つにまとめてみたので、Webデザインはできるけど仕事受注に苦戦している元私のような方がいたら、この先も読み進めていただければと思います。


案件の種類が多いから常に新鮮

今まで受注してきた案件の種類?を羅列してみます。
・チラシ
・パンフレット
・政党ポスター
・商品のパッケージデザイン
・ロゴ制作
・名刺デザイン
・駅内広告
・Tシャツデザイン
・カードデザイン
・招待状
・ディプロマ
・クリアファイル
・アクリルスタンド
・推し活グッズ
・ノボリ
・看板
・高校の校章
・バンドポスター
などなど。

思いつくだけざっとあげましたが、おそらくもっとある。
プラスしていうなら、Webデザインに区分されるかもしれないけど、YouTubeのサムネとか、ブログのヘッダーとか、Amazonとか楽天の商品画像とか、その辺も受注してきました。
要は、Webページ以外の受注です笑

挙げればきりがないくらい、オフラインのデザイン制作は幅が広い。
だから楽しい。こういう楽しさは、Webデザインやってる頃はなかったなーと。ほんとに楽しいです、DPTの世界。


作ったデザインが手にとって触れる感動の虜です

わたしの初めての印刷ものデザインは、以前にもお話した某カードのフルパッケージ。要は、取説、外箱、カード。すべてをデザインさせていただきました。その経緯についてはNOTEデビュー1記事目で書いてるので、お時間ある方は読んでみてください。

初めて自分が作ったデザインがモノになり、人の手に渡るあの感動は、Webデザインができて納品するときの感動の比じゃない。
手で持って、触れることができるあの感動は、一度味わってみて欲しい!
マジ感動です。感無量とはこのこと!!

印刷手法も多種多様で、データ指定ひとつでその商品の顔が変わる。
これが本当にすごくて、オフラインならではの良さだと思うわけです。

まじで、一回なにか作ってみて欲しい。Webデザイナーとしての名刺とか、自分でデザインしたお気に入りのイラストシールとか。
やってみたらわかると思う。自分で作ったものをさわれるという感動が、まじでわかると思うから。やってみてほしい。一回でいいから。笑

リピーターが多い件

案件の規模にもよるけれど、WEBのようにLP1本受注で一撃30万!なんてことはめったにありません、わたしの場合。

でもそのかわり、小さい案件を続けて依頼してくれることはめちゃくちゃ多い。クライアントひとりひとりとの関係性も密で、そのおかげもあってかWebのときよりリピーターが多くなりました。

マーケティング用語で、LTV(ライフタイムバリューの略)が大事!なんて言われてます。
※ライフタイムバリューとは、端折って言えば1人の顧客が一生のうちに、自社製品・サービスをどれだけ購入、利用してくれるかの値をいいます

LTVの逆は何かと言えば一見さん・新規になるわけですから、やっぱりリピーターをどう増やすかのほうに注力すべきで、その理解はもちろんしています。先程のお話の通り、一撃30万はめったにないにしても、小さい金額を何度も発注していただくことができれば、30万なんてすぐ到達してしまうわけで。だからわたしは、Webの苦悩時代もあったけど、オフラインのデザイン・DTPにたどり着けたことはほんまに幸運だったなと思います。

印刷プロセスの知識がついた

これはね、誰にでも良かったことに入るのかは正直わからん笑
でも伝えたいのは、まじで外に出るすべての目に入るものが新鮮で、興味津津になったことが、私生活の楽しみを底上げしてくれたってこと。

外に出て目に入るものはすべて、誰かがデザインして作ったもの。
この視点はある種、職業病なのかもしれないけれど、これはどうやって加工してるんだろう?なるほど!今度やってみよう!とか。そういう新しい発見が日常茶飯事で、どこにいっても何してても楽しい。
それってサイコーじゃないか?ってことが言いたいのです。

デザイン力向上が実感しやすい

印刷ものデザインは、成果物として手元に残せます。
Webは納品すればURLで見れるけど、URLが変わったり、ページ自体が閉鎖されたりで、見ることができなくなってしまうこともありました。

印刷されたデザインは、手にとって見ることができます。
1年前に頑張ってつくったデザインを見れば、ここは今ならこうする!と思えたりと、デザイン力の成長を実感し易いので、デザイン制作のモチベーションアップにつながっています。

自分がよっしゃ!って納得できるデザインが作れても、褒めてくれる人なんていないかもしれない。
でも自分だけは褒めてあげても良くない?自己満でも良い。
それでモチベーションが上がって喜んでくれる人が増えるなら。いいじゃん。自己満でも。
頑張ってる自分を褒めてあげよう。というか私はそんなことばっかりやって常にモチベ↑↑あげあげ↑↑なのです。

クリエイティブな自由度が高い

Webデザインと比較するのもなんか違うかもしれないけれど、まあいいでしょう。比較してみます。
Webデザインでは、特定のテクノロジーや成約に縛られることがままあります。というか私はありました。

印刷もののデザインでは、自由度が高く、クリエイティブなアイデアをとことん追求できちゃいます。(※クライアントからの成約はあることも多いけど)
一度データから出力して作成しちゃったら修正は効かないけれど、それが責任感へと繋がり、仕事の充実感もあげあげ↑↑

Webデザイナーさんも充実した仕事ができてれば、Webデザインサイコー!って思える人も多いんだろうけど、わたしはね。。。少なくとも私だけは、Webデザインサイコー!ってならなかった。いや、なれなかったのです。

私に言わせれば、印刷ものデザインサイコー!って感じで、Webデザインはもういいや。紙の世界にドップリ浸かって、人生満喫してやります。

Webデザインから紙系デザインに移行したっていいやん?

わたしはWebデザイナーになってこどもといる時間を確保しつつ、仕事もして自立したい!と漠然と思っていました。
デザインの勉強は頑張った!自分でも褒めてあげれる数少ない頑張りかもしれない。
勉強が終われば受注出来なきゃ意味がない。それじゃあなんのために勉強したんだ!って話になってまうから。
フリーランス募集とかの企業にも数しれず登録したし、自分で営業もした。メールやら電話やら、できることはしたと思う。当然流行りのクラウドソーシングにも登録した。なのに、受注できないんよ。つらいんよ。一文無しで泣けてくるんよー。

今はWebデザイナースクールが乱立してて、Webデザイナーになることを目指す人、スクールを卒業してさてここからだ!と気合十分に頑張ってる人、いろいろ多いと思います。

一個だけ私が伝えたいことは、印刷系のオフラインのデザイナーも捨てたもんじゃないよ!ってこと。実際に案件の数も多いので、仕事探しに苦労することもなく、今は仕事にも生活にも時間にも、余裕もって毎日暮らせるようになりました。

デザインの仕事は好き。でもWeb案件がなかなか受注できずにいる、ちょっと前の私のような人に向けてヒントが届けられればと、NOTEで、インスタで、発信しています。

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欲しがりさんのフルタチです。

今日も読んでくれてありがとう。(きす)

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