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デザインの「仕事」を振り返る:Client Worksまとめ【2021年10月〜12月編】

こんにちは、dp9広報部です!
今回は「デザインのお仕事」を振り返る回です。

dp9では、「報酬をいただいた上で外部団体からデザイン制作のご依頼を受ける」(通称Client Works)ということをしています。

「デザインの仕事をする」というと、なんだか難しそうだな……というイメージを持つ方もいらっしゃると思います。
また、「自分の団体でデザインするのは難しいけど、誰にどう依頼していいかわからないな……」という方もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では、私たちが2021年10月〜12月に納品したデザインの依頼を振り返っていきたいと思います。
広報部でClient Worksチーフの2人にインタビューをし、いろいろトークしてもらいました!
デザインの「仕事」について、なんとなくイメージがつくようになったら嬉しいです。

0.こんな人に読んで欲しい

・「デザインの仕事をする」ことに興味がある人
・デザインの依頼の仕方が知りたい人
・dp9にデザインを依頼したい人
・dp9に興味ある人

designigplusnine.com

1.dp9では、「デザインのお仕事」もしています

dp9では、外部団体から報酬をいただいて、デザイン制作のご依頼を受けています。
……とは言っても、依頼してくださる団体様も依頼内容もさまざま。というわけでまずは、どんなお仕事があるのかをざっくり教えてもらいました!

Q.どのような団体から依頼が来るんですか?
「うちが東大と藝大のサークルなのもあって、東大関係のところが多いです。新歓期は東大のサークルからのビラの依頼がとても多いですね。
それ以外にも、学生団体やNPO法人、ベンチャー企業などからも依頼をいただいています」

Q.どんな依頼が来るのか教えてください!
「最近だとWeb案件がやっぱり多いですね。コロナ禍で紙媒体の依頼は結構減ってしまいました。でも今期だとロゴ作成や、珍しいところだとステッカーの作成、HTMLメールの作成なども依頼をお受けしています」

2.いざ振り返り!〜依頼内容やこだわりポイント紹介〜

2-1.「NPO法人 さいたまユースサポートネット」様

完成したロゴの画像

・NPO法人
・「生きづらい若者に居場所を与える」ことを目標に、埼玉県で若者支援を行う団体
・活動の1つである、「Commons Cafe」のメニュー用ロゴを作成

Q.この依頼について、ざっくり教えてください!
「NPO法人の方からご依頼をいただいて、メニュー用のロゴを作成しました。いろいろな人がここでゆっくり休めるようにしよう、止まり木のような場所にしようというコンセプトのもとで作られています。ここで休んで、もう一度羽ばたいていって欲しいと」

Q.珍しい点、特筆すべき点とかはありますか?
「まずはロゴの依頼自体が久しぶりでしたね! 普段はWebが多いので、ロゴはまた違った楽しさがありますね。

それから、このロゴはClient Worksが初めてのメンバーが先輩のサポートの元に作ったというのもポイントだと思います。

dp9では、普段の活動の様子を見た上で、Client Worksが初めてのメンバーにもメイン制作を任せることがあります。もちろん上級生がしっかりサポートします。」

Q.サポート体制はどのような感じなのでしょう?
「各案件につき、経験豊富な上級生が一人つきます。先方との話し合いや、デザイン作成の進め方は上級生がリードすることが多いですね。また、参考文献やデザインの知識なども上級生が共有しながら進めていきます。

実際の制作中は、上級生がこまめにフィードバックを送っていきます。また、コロナ禍の様子も鑑みつつにはなりますが、状況に応じて対面で集まって作業をし、リアルタイムでフィードバックを送ったり、実際に手元で作業の様子を見せたりなどもします!」

2-2.「合同会社 memo’tock」様

完成したステッカーの画像

・東大生による合同会社
・北海道のPR、道の駅への出店などを行う
・このプロジェクトでは「オロロンライン」の記念ステッカーを作成

Q.この依頼について、ざっくり教えてください!
「東大生が運営している合同会社の方からご依頼をいただいて、北海道の有名なドライブロードである『オロロンライン』のステッカーを作成しました! オロロンラインはとても景色が綺麗で爽やかで、ドライバーにとても人気なんです。私たちが制作したのは、その記念ステッカーになります。

また、弊団体ではポスターやパンフレット等紙媒体の依頼をお受けしていますが、オンライン化が進み紙媒体の依頼が減っている中、ステッカーは大変珍しかったです。」

Q.制作のプロセスについて教えてください!
こちらの依頼も、メンバー2人と上級生1人で作成しました。よかったなと思う点は、先方の要望を細かく聞き、それに沿った制作をできた点です。

例えば、もともとこのステッカーはラフを6つ出した上でよかったいくつかを採用、という形で話が進んでいました。そこで、その6つは連続したものなのか? それとも別々のものなのか? というところまで詳しくヒアリングを行いました。
別々のものが欲しいという要望をお聞きし、ただ適当にラフを各々が描いてくるのではなく、ステッカーのサンプル画像をたくさん集めてきてグルーピングして要素を抽出し、テイストに重複なく幅が出るようにラフ案を作成しました。

結果、6つのうち4つが採用になり、嬉しかったですね」

Q.他にもこだわりなどあればぜひ教えてください!
「そうですね、ステッカーの方向性は別々でも、1つのシリーズとして統一性を持たせたところもポイントです。

最終的に納品したのはこちらの4つなのですが、

こうして並べてみると、連続した1作品にも見える

色合いなどで空気感の共通化を図っています。
このように、先方のご要望をヒアリングしながら、かつ、dp9としてこだわりを持って制作にあたれたのが大きかったです。」

2-3.「一般社団法人inochi未来プロジェクト」様

完成したWebページの一部

・「若者のいのちを守る」ことを目標とした学生団体
・ヘルスケアの課題解決プログラムを競うイベントを開催
・イベントのWebページを作成
・2020年に引き続きの依頼

Q.この依頼について、ざっくり教えてください!
「2020年に引き続き、inochi様という学生団体からWebページ作成の依頼をいただきました。WebページのLPを作成して欲しいという依頼は、弊団体に来る依頼の中では一番多い気がしますね。もちろんパンフレットやポスターなどのご依頼も大歓迎ですよ!」

Q.2年連続の依頼だったんですね!
「そうですね! 継続しての依頼は時々あるんですが、お互いがお互いのことをよく知っている状態で始められるのでとてもやりやすいです。団体様のコンセプトなども担当者間で引き継ぎしてから実際に相談などできますし」

Q.Webページの場合、どのような仕事分担になるのでしょうか? プログラミングができないと関わるのは難しいですか?
「そんなことはないですよ。今回の案件では、仕事はおおまかに『キービジュアル作成』と『実装』の2つに分かれるのですが、キービジュアルの作成の方はグラフィックデザインと大きくは変わらないです。

ただ、Webページの実装ができる人がキービジュアルの作成に携わる利点もあって、例えば去年のサイトはこちらなのですが、スマホでもパソコンでも、またウィンドウのサイズが異なっても必要な情報が伝わるよう、前景と背景がそれぞれ動くようになっています。

ウィンドウのサイズを変えたときの比較(去年のサイト)

というわけで、キービジュアル作成の人もWebページの実装ができるにこしたことはないですね」

2-4.「東京大学エコノミックコンサルティング株式会社(UTEcon)」様

完成したWebページの一部

・東大によって設立されたコンサルティング会社
・WebページとHTMLメールの作成
・2020年に引き続きの依頼

Q.この依頼について、ざっくり教えてください!
「こちらも2020年に引き続きの依頼でしたね。UTEcon様は東大によって設立されたコンサルティング会社で、以前Webサイトの全体を作成させていただきました。その延長線上で今回は採用ページとプロダクトページの作成、あとHTMLメールも作成しました」

Q.HTMLメールを作成する、とは……?
「メールでたまにイラストなどが入った豪華なメールがありますよね? あれがHTMLメールです。メールにコードを組み込んで作ります。こちらもかなり珍しい依頼でしたね。

これが意外と難しくて……世の中には無数のメールアプリがあるので、それらの多くに対応して綺麗に表示されるように環境の検証と調整を繰り返しました」

3.仕事を依頼する/されるときの流れ

ここまで2021年10月〜12月の依頼を振り返ってきましたが、では実際に仕事を依頼する/される場合の流れはどのようになるのでしょうか?

Q.教えてください!
「dp9の公式WebサイトにContactのページがあるので、まずはここから連絡をお願いします!

その後、一度予算や制作物の詳細を決定するために弊団体メンバーと依頼主様でミーティングをします。このときにいろいろこちらからお伺いして詳しいことを決めていくので、依頼時点ではそこまで固まっていなくても大丈夫です!

あとは弊団体で制作物を作成したり調整したりなどして、最終的に納品が完了したら依頼完了ということになります」

Q.逆にdp9に入って依頼に関わりたい場合はどうしたら良いですか?
「dp9に入会したい場合の連絡先が同じくContactのページに載っているので、そこからご連絡をいただければ嬉しいです!基本的には新歓期(4月頃)の入会がメインになります。(※秋にも新歓を行う予定です。詳しくは下記団体SNSをご覧ください。)

dp9では団体様から依頼をいただいたあと、団体Slackで告知する形で希望者を集めています。もちろんお金をいただいて制作する物になるので、『この人に任せられるか』ということも踏まえて誰が担当するかを決めています。そのため、dp9に入った後は日頃の活動にもこまめに参加してもらえると、よりデザインスキルがついて良いんじゃないかなと思います」


というわけで、今回の記事では2021年10月〜12月に納品したデザインの依頼を振り返りました。
今後も定期的にデザインに関する記事を更新していきます。これからもdp9をよろしくお願いします!

文:Rie(東大、2020入会)

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