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「ナチスの強制収容所」を鑑賞。

当時のナチスドイツ各収容所の様子が分かる映像で、連合軍が各収容所を解放した後に撮影された記録映像。

59分程度の短いフィルムだが、僕は幾度となく目を背けそうになった。

痩せ細った生存者、山のように積まれている死体の数、拷問の末に出来た傷跡、収容所がいかに劣悪な環境だったのか、収容所がいかに過酷な状況だったのかが物語っている。

一番印象的だったのは、伝染病の影響で収容者たちの死体を重機でまとめて急ぎ埋葬するしかなかったところ。この描写はあまりにも胸が痛い。

「働けば自由になる」

僕は約3年前にポーランドにあるアウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所を訪れた。ここには罪のない大量のユダヤ人等が収容され、ホロコーストの象徴とされる場所でいわゆる「負の世界遺産」として知られている。

靴、洋服、鞄、髪の毛などの当時の遺品を目の当たりにし、1つ1つに悲惨な状況をイメージさせられた。又、収容者の写真や名前が展示されていたのも印象的だ。

収容所の入り口には門がありドイツ語で「働けば自由になる」と掲げられていたが、ほとんどの収容者が餓死するか、ガス室に連れていかれるなどして殺されている。

ガス室も見学させてもらったが、なんとも言えない独特な雰囲気でここで大量虐殺が行われていたと思うと、身が震え鳥肌が立った。

人間とはなんて残虐な生き物なんだと感じる1日だった。


人間の犯した過ちを映像や自分の足で現地に赴き、自分の目で見て知るということはとても重要なことで人間という存在を考えさせられる。

これからの未来に悲惨なことが起こらぬよう願うばかりだ。



しまひろ

Twitter : https://twitter.com/shimahiro_san

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