どう出版

「行動している人」の原動力を探り、エネルギーを伝えるインタビューを中心に発信。 季刊『道』とその前身、武道・合気道研究誌 季刊『合気ニュース』からお届けします。 記事一覧 → http://www.dou-shuppan.com/interview/

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最近の記事

岡﨑廣志 弓道範士八段

的に向かい自分を磨く 弓道は時代を支える人間をつくる道 「的というのは動きません。動かないから、  迷いや心の乱れは必ず自分に跳ね返る。  自分の心と対峙することが弓道の特長なのです」 現代における武道の役割とは何か。狩りも戦争も、弓が活躍する場がない今、社会に貢献できる人間を育てることこそが弓道の役割であると説く岡﨑廣志弓道範士。 弓道一筋に歩まれてきた氏に、弓の魅力と師からの学び方、日本が抱える課題についてお話しいただきました。 ※所属や肩書きは、季刊『道』に取材当時

    • 【連載】師の教えを活かす ①

      井上強一範士 合気道養神館館長 ※所属や肩書きは、季刊『道』に掲載当時(2005年)のものです。 約束  「一日のうちで、一つの約束だけにすること、しかし、どうしてもと言うときには、午前と午後に分けてすることが大事だ」――塩田館長から、研修生になったばかりのときに言われた。  なるほど、できない約束はするなというように、人と約束するときには責任をもって、できる範囲で行なうことは大切で、このことは信用にもかかわってくる。  以来、塩田館長の教えを守ってきたが、時には、少し

      • 小林保雄 合気道八段

        (財)合気会 小林道場の原動力「何かあった時にぱっとひとつになる、そんな組織にしていきたい」 38年前、手造りの道場から出発し、現在は、国内に直轄、傘下合わせて130以上の道場を持つ小林道場。その勢いは海外18ヶ国に指導部員を派遣するほど、ますます広がりを見せています。その原動力は、財力や政治力、組織のバックアップでもなく、小林保雄師範、その人にありました。 ※所属や肩書きは、季刊『道』に取材当時(2006年)のものです。 道場を発展させた原動力は 内弟子時代に培われた

        • 森島健男 剣道範士

          技の剣道から、心・気の剣道へ 日本人を取り戻すために かつて真剣勝負として命がけで修行されてきた剣道の精神と心、その心が今、変わりつつある。武技としての剣道をいかに取り戻し、伝え残していくか ――。 剣の道一筋に歩んで70余年、剣道範士森島健男先生のお話は、剣道の今後の指針となるのみでなく、人として、日本人として、絶対に失ってはならない気概、肚、厳しさ、思いやりにあらためて気づかせてくださるものでした。 またそのお話は、宇宙の「気」を肚に取り込むという、日本人ならではの、

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          多田 宏 合気会本部道場師範 合気道九段

          合気道は、命の力の高め方、保ち方、使い方を身につける道東京大学合気道気錬会説明演武記録 「対象にとらわれた稽古をしてはならない。これは日本武道の大原則です。とらわれないこと。これがこれからの学生、21世紀の日本にいちばん重要なのです。何故でしょうか……」 「道を探求するには、自分の行き先とその方法をはっきり確認して稽古をする必要があります」 ―――本編は東京大学五月祭で行なわれた多田師範の演武のひとこまです。合気道修行60年、合気会九段の多田宏師範が行なう説明演武には、い

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          多田 宏 合気会本部道場師範 合気道九段

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          宇城憲治氏 生協実践研究会講演

          夢に向かって自分を変える 「技術には技術なんです。相手にそれ以上の技術を提供する‥‥その情報は相手を動かすことができます。情報を持っていない人は動かすことはできません」 「志を高くするといっても、“こうありたい”は、志ではない。“こうする!”という覚悟です。願望ではダメだということです」  以下は、本誌連載執筆者の一人である宇城憲治氏が、去る4月、生協向けの研究会で行なった講演会の模様である。  宇城氏は、現在沖縄古伝空手心道流のみでなく、プロアスリートを含めたスポーツ界

          宇城憲治氏 生協実践研究会講演

          【論説】合気道開祖 植芝盛平を世に知らしめた人々

          文・  スタンレー・プラニン 本誌の前身(季刊『合気ニュース』)の編集長で、合気道史および開祖植芝盛平翁の研究をライフワークとするスタンレー・プラニンが現代の武道の現状とその役割を考察します。 ※所属や肩書きは、季刊『道』に掲載当時(2006年)のものです。 皇武館時代の合気道開祖 植芝盛平(1883~1969)  植芝盛平翁の合気道が、一現代日本武道として成功を収めたのは、開祖の類いまれな技とカリスマ性に因るのはもちろんだが、それと同等に、さまざまな人の支援と歴史的背

          【論説】合気道開祖 植芝盛平を世に知らしめた人々

          稲葉 稔 明治神宮武道場 至誠館館長

          時は命 有限なる人生に、志を定め行動せよ 決断は知恵の根源です。 人間、決断するからこそ、追い込まれても知恵が出てくるのです。 決断しないうちは生きた知恵は出てきません。 損も得もないと、欲を去って決断することによって、行動ができるのです。それが剣太刀です。 20代に晩年の鹿島神流宗家国井善弥師、そして神道思想家の葦津珍彦師に師事し、以来、常に武道的視野から日本の歴史を見据えてきた稲葉師範。 両師との出会いから育まれた師範の武道観、日本の現代を見る眼と将来への思い。そして、

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          稲葉 稔 明治神宮武道場 至誠館館長

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          尾坐原實雄 (財)勝田若葉会 名誉館長 剣道範士八段

          弱い自分に勝て 剣道で子供たちに伝えたいこと 「稽古をしっかりやらんと  稽古をろくすっぽせずに肚ができるはずがない」 小学校4年ではじめた剣道は、今年で修行歴70年を迎える。 試合と稽古の指導を通じて長年、3千人あまりの子供たちと接してきた 勝田若葉会 尾坐原實雄名誉館長は、指導した子供たちが人間としてまともに成長していくことがいちばんの願いであるという。子供たちへの思いと、今、館長が伝えたいことについて、語っていただいた。 ※所属や肩書きは、季刊『道』に取材当時(2

          尾坐原實雄 (財)勝田若葉会 名誉館長 剣道範士八段

          心の奥の取材ノート

          交わした言葉、ちょっとした仕草、振る舞い―― 今もありあり思い出す、取材で出会った人たちのこと。 編集部 ムスタンの人々のために生きた 近藤亨先生のこと  近藤亨先生に初めてお会いしたのが2009年2月の本誌の対談の際でした。近藤先生は当時88歳。70歳からたった一人で秘境ネパール・ムスタンの農業指導、開拓に命をかけてこられたその18年の道のりを熱く熱く語ってくださいました。  「僕は88歳で富士山より高いところでコメをつくっている。50ヘクタールのリンゴ園もつくった。

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          中村鶴治 剣道範士 鹿島神武殿理事長

          青少年育成を終生の仕事として 剣道範士 中村鶴治先生は大正7年生まれの87歳。   父・中村彦太氏から引き継いだ〝人間は磨かれてこそ光り輝き活きる〟との信念のもとに、剣道を通し、青少年育成にかけてきた半生を語っていただきました。 ※所属や肩書きは、季刊『道』に取材当時(2005年)のものです。  取材:編集部 2005年8月18日 東京中野修道館事務局にて <本インタビューを収録『武の道 武の心』> 青少年育成の 情熱の原点は父・彦太 ―― お父様の彦太先生は生まれ

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          中村鶴治 剣道範士 鹿島神武殿理事長

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          遠藤征四郎 合気会8段師範

          「道」を求める合気道を  合気会本部道場師範として指導を始めて三十七年、郷里の長野県佐久市に建てた道場も昨年開設十周年を迎えた。合気道の指導者としてゆるぎないキャリアを築いた現在も、変わらぬ求道の心をもち続ける師範の合気道への思い、道への思いをうかがった。 ※所属や肩書きは、季刊『道』に取材当時(2005年)のものです。  取材:編集部 道の求め方、姿勢 ―― 本誌では10年ほど前に先生に合気道の修行のお話を詳しく伺わせていただきました(106号)。今回は、その後の先生

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          遠藤征四郎 合気会8段師範

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          心の奥の取材ノート

          第48代横綱大鵬 納谷幸喜さんのこと 交わした言葉、ちょっとした仕草、振る舞い―― 今もありあり思い出す、取材で出会った人たちのこと。 編集部  巻頭対談の取材で、宇城憲治先生とともに両国国技館の一階、相撲博物館を訪ねました。第48代横綱 大鵬、納屋幸喜さんが執務室で迎えてくださいました。  どっしりとした体躯、厳格な雰囲気。これが横綱の品格なのか……と思っていると、なんと大鵬親方は歯科治療の体調管理ために入院していたところ、この対談取材のために一時退院してきたのだそう

          心の奥の取材ノート

          ロシア武術 システマと合気道

          SYSTEMA  ここで紹介するロシア武術・システマは、日本の読者にはなじみのない武術ではあるが、近年北アメリカとカナダにおいて護身武術として武道界、格闘界で注目をあびている。現在のシステマ術技の原型は、元ロシア陸軍大佐のミカエル・リャブコ氏が10代の頃にスターリンの要人警護からシステマの元となる術技を学び、その後自身の特殊部隊の体験技術とあわせて完成された。  そのルーツは機密上明らかにされていない部分は多いが、その理念と術技に限りなく合気道に通ずる側面を見出した本誌編集

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          ロシア武術 システマと合気道

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          心の奥の取材ノート

          最後の零戦パイロット 原田要さんのこと 交わした言葉、ちょっとした仕草、振る舞い―― 今もありあり思い出す、取材で出会った人たちのこと。 編集部    原田さんのことを知ったのは、原田さんの著書『戦争の嘆き』を読者が送ってくださったことからでした。  軍人に憧れた少年時代、入隊して飛行機乗りとなり、戦場に赴く。命からがら生き延びるも、終戦後待っていたのは公職追放という試練、そして「人を殺した」という消えない負い目。しかしその苦しい思いに真正面から向き合い、「人を殺したこと

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          高村雪義 高村派新道楊心流(エッセイ)

          武道指導と守破離  「大事なのはコンセプトです。新しい技は、何代も経た技の核となるコンセプトがある限り、新しい時代、現実に対応するように工夫できるのです。といってその流儀でなくなるということではありません。技は技としての有効性を保ちながら新しい時代に対応していくということなのです」  これは本誌(季刊『合気ニュース』)122号に掲載した高村氏の会見の抜粋である。氏は6歳より祖父の神道楊心流柔術免許皆伝師範小幡茂太より手ほどきを受け、終戦直後祖父の亡き後はアメリカに渡って修行

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          高村雪義 高村派新道楊心流(エッセイ)

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