ビューティフル・ドリーマー(感想)
うる星やつらの映画「ビューティフル・ドリーマー」を観ました。
前々から気になってた作品です。
一言で言うと衝撃的でした。すごい、凄すぎる。
※以下ネタバレあります
前半
うる星やつらは子供の時再放送を見てたのでキャラクターの関係性などはうっすらと覚えていました。
映画が始まると「あ、そうそうこの子はこんな子だった」と芋づる的に登場人物のことを思い出していきました。
学園祭の前夜、クラスメートたちは学校に寝泊まりして準備を進めています。
クラスメートと夜遅くまで学校にいるあの特別感。ソワソワした感じ。
余計な音がないから声優さんたちの掛け合いのうまさもあって映画というより舞台を見ている気分になってくる。
わたしはドスのきいた低い声のサクラ先生の演技が好きです。かっこいい。
夜の学校や不可解な現象の不気味さが際立ち引き込まれます。
昔見ていた「うる星やつら」が明るい作品だったから怖さも二倍。
皆が各々帰宅を試みるも結局学校に戻ってきてしまうシーンは本当にゾワワとしました…
後半
黒幕が発覚してからは夢らしくはちゃめちゃになっていきます。
なんかこの黒幕のおっさんもなかなか憎めないですね。
こてこての関西弁が聞いてて気持ちいいですし。
この人の夢は悪夢化しない完璧な夢の世界をつくる事だった
バクにこさえた夢を破壊されるんですけどハリボテが剥がされると箱庭の基盤になった方眼紙みたいなのが見えるんですよね
作ったものが壊される悲しみ。
長い間他人の夢ばかりこさえてきた、わてが自分自身の夢持ったってええやんけ!(要約)て発狂する所がちょっと可哀想でした。
ここぞと言う時にしかBGMがかからないのもいいですね。
しのぶと風鈴、水族館のシーンが幻想的でお気に入りです。
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