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【読書感想文】世界で一番やさしい会議の教科書

久しぶりになってしまった。。読書もブログも。。。
この辺の言い訳はまた別のアウトプットにするとして、久しぶりに本を読みましたので、記事にしておきます。

今回読んだ本

「世界で一番やさしい会議の教科書」

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読もうと思ったきっかけ

会社員であれば誰でも会議というのは経験するとは思うのですが、なんだかとってもグダグダの会議もあれば、すごくスムーズにいく会議もあったりとかして、その違いって何だろう…ってグダグダの会議中にふと思ったのがきっかけでした。

会議の本はいっっぱい出てますが、何回も言うように僕は本を読む熟練者ではないので、「世界一やさしい」の文言に惹かれて購入してしまいました。
こんな初歩的なマーケティングに引っかかるなんて。。。いいんだ、こんなちょろい自分が好きさ。

読んでみた感想

物語的な内容で、主人公の葵ちゃんが成長していくのに合わせて会議の参加の方法、ファシリテーションの方法や心構えが描かれていて、一つの読み物としても、読みやすかったです。

会議ねー、んーそうだよねーみたいなグダってる会議から、重要局面での大事な会議の場面まで、きちんと描かれていて心にスッと落ちてくる内容で、「いや、これ本当にやるの?」っていうテクもありましたが、なるほど感にあふれる内容も多かったです。

具体的なテクもそうだったのですが、会議がうまくいってない時の原因が割と詳細に描かれていて、そこが一番納得感がありましたかね。

特に面白いなって思ったのが、次の2つでした。

- 課題解決の五階層の考え方
 1. 事象 何が起こっているのか
 2. 問題 具体的にどう困るのか
 3. 原因 なぜそれが発生するのか
 4. 施策 どんな解決策があるのか
 5. 効果 どの施策が効果が大きいのか
 →これを1から順番に意識を合わせていく
  会議の途中でステップを踏まずに次の階層に議論がいってしまっている場合には戻すのもOK
  会議で会話が噛み合っていない場合は、この階層がずれている場合がほとんど

- 会議の目的別プロセスチャート
会議には種類があって「報告」「情報収集」「承認」「方針検討」「課題解決」の5種類に大別される。
それぞれに進め方、Stepが異なっていて、会議の目的別に考えていくとよい、というもの。

本の中で会議の中でフレームワークを使っていくのは、失敗に終わる例が多いよ!って警鐘を鳴らしていたけど、ここで出てくるのはフレームワーク。

会議内で使うと付いてこない人が多いっていう理由だけど、やっぱり物事を整理するのにはフレームワークってあった方が便利だよね。ただ会議中にいきなり周りを巻き込んでやり始めるとうまくいかないよーんって事かな、多分。

あと細かいところでいうと、発言を最後までちゃんと言わない人に対して言い切らせるように促すっていうのはなるほどって思いました。「その件については、ちょっと…」みたいな感じで発言する人に対して、その後の言いたいことまで言い切らせて、意見を明確にするのは大事だなって思いました。ただ言い方考えないと結構怖く見えちゃうかもなーとも。気をつけよう。

まとめ

会社で働いていると避けては通れない会議。それがうまく行かないのは本当に不幸な事だと思います。この本を読んで、自社の会議をより注意深く観察してみたい気持ちに駆られています。

コロナ禍の現状、リモートで会議をすることが多い、というかほとんどで、ホワイトボードによるスクライビングが難しい状況ではありますが、やりようはいくらでもあるのです、たぶん、きっと。

うまく行ってない会議に出くわした時には、この本で学んだ事を生かして原因分析をして、少しニヤニヤした後に隠れたファシリテーションとして、会議が円滑に進むようにアシスト出来るように、まずはなりたいものです。

あと葵ちゃんがかわいい。かわいいよ、葵ちゃん。

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