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親方の人生に触れた瞬間

昨日の記事に書いた通り、宮崎から2時間大分県の佐伯市を目指しました。豊後水道(ぶんごすいどう)に面した佐伯は、国定公園にも指定され
270キロに及ぶ美しいリアス式海岸線が続くエリアです。
大分県の漁獲量の実に7割!魚種350を誇る海の幸の宝庫で、
北の小樽、南の佐伯とも言われる、「寿司のまち」です。

「寿司源」さん、事前に、職人歴56年と聞いていたので、70代の方だと想像したのですが・・・昨日の記事に書いた通り、親方は8年連続で(いまの上皇さまの)天皇誕生日の祝賀会にドバイの王族に呼ばれて寿司芸術を披露した経験があるそうです。


  

その経緯、きっかけをお寿司をいただきながら聞いたお話。
編年体で整理すると。

・戦争で父か亡くなり、戦後、極貧の中での生活だった

・寿司屋をやっていた兄が30歳で急死、後を継ぐことになった
(その前のお仕事聞き忘れました)

・「にわか寿司屋」と馬鹿にされたくなかったので、
「違い」を作ろうと細工寿司を始めた

 ・寿司屋が軌道に乗ったので、途上国の恵まれない子どもの
教育を支援したいと思い、「フォスタープラン」
(現プランインターナショナル)を通じて、
ケニアと●●●(記憶忘れ)の2人の子供を卒業までサポートした

・フォスタープランの九州支部長がお店に食べに来られたことがあり、

上のような自分の生い立ちや学がなくて苦労した自分の思いを話した

 ・支部長の方が、各国の駐日大使館の方とつながりがあり、
そのご紹介を通じて、

ドバイの最高層建築物ブルジュ・ハリファの開発業者(もちろん政府系)

エマール・プロパティーズの役員のドバイのご自宅に
お寿司をお届けすることになった

 ・これをきっかけで、親方の握る寿司の美しさと美味しさが、
ドバイのロイヤルファミリーを魅了し、8年連続で
(いまの上皇さまの)天皇誕生日の祝賀会にドバイの王族に
呼ばれて寿司芸術を披露するようになった、ということです。

 

もう少しお話を聞きたかったのですが、
カウンターには別の4人組も来られてここまで。

 親方、福永守さんは、昭和15年生まれの本命:六白金星でした。

 実は、九星気学では、「寿司」「老舗」「最高峰、トップ」
「大始」(いきなり大きなものごとがドカンとはじまること)
「ボランティア活動」などはすべて六白金星に分類されます。

 寿司職人としての道を極め、途上国の教育支援という
ボランティアを通じたご縁で、フォスタ―プランの九州
トップの方の心を打ち、いきなりドバイの王室系にドカンとご縁ができる。

 まさに六白金星の本命らしい、生き方をされておられました。

短い時間でしたが、親方の人生の一端にふれられたこと。

ぼくにとって、とても幸せな時間でした。

 

 【追伸】

親方が、フォスタープランを投じて途上国の子どもの教育支援をされていたというお話を伺い、

ボクも会社を辞めて独立したタイミングで、「ダルニー奨学金」を通じて、タイとラオスの中学生の教育支援をしていたことを思い出しました。

その後、活動から離れてしまったので、また久しぶりに3人目の子どもの
サポートをしようと決意した次第。
親方、大切なことを思い出させてくださってありがとうございました。

 

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