"doubt weekly" 2022/10/13(ひらがなでじたる、でっかいアメリカ)
doubles studio weekly news
2022年10月13日収録・10月14日公開
Chantrapas(シャントラパ/以下”C”): さあニュースだ。今日は逆に日時を遡っていこうかな。
Johnny Cash(ジョニー・キャッシュ/以下”JC”): マイナンバーでしょう?
C: 速報。ははは。酷いなぁ。
2024年秋に健康保険証とマイナンバーカード一体化?
JC: マイナンバーね……振り回されるなよ。統一教会もスピンでしょう。統一教会はワクチンのスピン。二つ目のスピンが来てるだけだから、そこくらいすぐ気付かないとね。
C: いると思うな2024年。
JC: そうそうそう。基本原則。
C: 今の政府が「ある」っていうのを既成事実化していく。なに言ってるのよ? デジタル庁が聞いたことのないカタカナ語で……アジャなんとか。なんだったっけ。
JC: アジャストメントみたいな?
C: いや、そういうふわっとでも意味が伝わるようなのじゃなかった。えぇと……「アジャイルを優先する」だって。
JC: アジャイル? なにそれ。へ。
C: 強引な話じゃん、最初に結論ありきで制度を合わせていく。取得率が「50%超えた」というのが多数決的根拠だろうけど……それもポイントポイントだよ。無視しなさいよって、まったく。過半数超えて、次はアジャイルを優先だって。
JC: アジャイル……?
C: で、なんだろうと思って検索したら「素早さ」。
JC: 素早さでいいよ。なにそれ。
C: 読んでみよう。<デジタル庁の担当者は「廃止に向けた詳細は今後検討する」とした上で、「廃止の期限を決めないとPDCAを進められない。」>出た~! PDCA! まだ言ってる!
JC: ……。
C: <「日本政府らしくないかもしれないが、アジャイルの観点で2024年秋に廃止する方針を決めた」と述べた。>これ説明になるの?
JC: うぅん。
C: アジャイルの観点で決めたらしいんですよ。じゃあアジャイル検索してみましょう。<アジャイルとは「素早い、俊敏な」という意味で、反復(イテレーション)と呼ばれる短い開発期間単位を採用することで、リスクを最小化しようとする開発手法の一つである>と。
JC: はあん。
C: この一文だけでも凄まじく矛盾してるじゃん。素早く俊敏に、リスクを最小化……出来るらしいよ。どこかで聞いたよね。
JC: 聞いたなぁ。今思ったねぇ……。ついこの間ファイザーがEUで喋ってたよね。(<Phizer exective admits that their COVID vaccine was never tested to see if it would stop transmission.>)
C: アジャイルに基づいてんですよ。
JC: 全部アジャイル……長年計画してたのに結局アジャイルかい。はははは。何年計画だったのよ。ズッコケるわ。
C: 無視しなさいよ。なんにせよ。
JC: そうね。所謂「気づいてる」人達……気付けよってことだよね。そこで騒がない。「二年後あると思うなよ」って、ツイートするならその一言でいいよ。そういう我々も面白がって話してるけどね。はははは。
C: 相手にしちゃ駄目。
JC: どうやっても取り合ってもらいたいからね。彼らも「こっち向いて!」ってので必死だから。向いちゃうと埒が明かない。
C: まあ、正気でそんな言葉使って会議してるならさ……はははは! 語感の気持ち悪さは考察の対象。
JC: ははははは。そうね。
C: 一つ賢くなったね。
JC: あじゃいる。ありがとうございます。ありがとうせいふのみなさん。わたしにあじゃいるをおしえてくれて。
C: ひらがなでじたるちょうのみなさん。
JC: でじたるちょうの。
日本の国債は四日連続で取引されず
C: 日米大変。
JC: すごいよね……日米やばいんじゃないですかね。
C: それこそ無視してる。はははは。
JC: そうなってるかもね。無視して欲しいところを無視されてるから、お互い一致してる。
C: 意味の無いカタカナ語の会話を続けてるみたいな。
JC: ウィンウィンの反対にね。知った方がいい事は知らず、知られたくない事はちゃんと隠せてるけど……内容は負けてるからね。ルーズルーズ。このタイミングで国債が動かない……凄い事だと思うけどね。「動かせない」ということだから。
C: うん。
JC: 地滑りを無理やりどう止めるかしか……。ドルのリカバリーとしてね、円が安くなる。ただ日銀も何らかのテコ入れはしますよって見せてはみたわけで。
C: うん。
C: そういう市場に期待してる人達もいるよね。そこで国債は動かせません、となると、ドルやポンドが飛んじゃうかもしれないという危機感が前面に出てくるだけ。そんなギリギリでよくやってますね……。
C: ですね。
JC: ちょっと借りたらなんとかなる、1ヶ月生き延びられた、みたいな。個人に起こるそういう事かと思うと、だったら彼らも楽観的に考えるのもいいかと思うけど。はははは。そのうち違う経済が入り込んできて、都合の良いヤツを使っていこうみたいな。
C: そのうちなんとかなるだろう?
JC: そうそう。どうしてもルーブルと元の間で出来るデジタル通貨に「飛び込んでいきます!」みたいな態度は絶対出来ないから。ジリ貧まで行って、「あいつらのせいでこれしか使えないじゃん!」というところまで行くのかなというさ。人のせいにしながら人の土俵に入って行く。今のアメリカ民主党中心の、NATOの考えだとね。
C: そうね。
JC: 「負けました」「許してください」とは入って行けないでしょう。
C: それを言えばカッコいいんだけど。
JC: うん。そうそう。それが出来ない。
C: そのうちなんとかも気持ちの持ちようとして大事ではあるけど……。
JC: こいつらにそれが通用するのはマズいからね、2024年までビジョンに入れてるような図々しい奴らにはね。もう要らないでしょう。
「ノルドストリーム、米などが関与」プーチン大統領の発言
C: NHKで言ったの?
JC: だってね。テレビのニュースじゃないと思うけど。それでも大したものだよね。嘘ばっかり書いててもマズくなって来たんじゃない?
C: 「あの時ウチは言ってたぞ!」って残しておかないといけない?
JC: 言った言ってないという事にまだ注目があるくらい力が残ってたらいいよね。本当にジリ貧まで行きますよ。後でどうにでも改竄出来るから好きにしてたらいいと……「ワクチンなんか奨めてません」と言ってまだ真剣に取り合ってもらえる状況だったらいいよ? そこまで甘くないと思うね。
C: そうね。まあメディアは何かしら残るとして。
JC: うん。分散・多極化は必ずあるから、とりあえずそこから。
C: オルタナティブメディアぽこぽこ筍状態。
JC: CIAから、ビッグテックからの限られた情報じゃなくなるということは「情報不信」からスタートする事になる。人は身近な物しか欲しなくなって行くだろうね。よその国のこと興味なくなるんじゃない? ひと段落したら。
C: 個人ニュースなんだけど、
JC: うん。
C: 週に何回か通る道で、喫茶店の壁にずっと立憲民主党のポスターが貼ってあったのね。だけどこの間の選挙の時にそれが国民民主に変わったのさ。
JC: ほん。
C: 前頭葉でコネコネするとこんな変化があるのかって、げんなりしながらそこ通ってたんだけど。最近政治ポスターが無くなったんだよね。
JC: あぁ~。なるほどね。
C: 「日替わりランチ900円」に変わったんだよ。
JC: そういう事なんじゃないかな。ふふふ。それいい話だね。
C: 近づけて行ったんだなと、自分に。
JC: そういう人達が増えて欲しい。静かなる変化でいいから。確実に何かが変わってる。
C: 変わってないとそうならない。
JC: 要らない物が分かったっていう。そうか、要るのは900円のランチか、と。
C: コーヒー付き。
「米国はプーチン大統領を侵攻せざるを得ない状況に追い込んだ」
JC: トランプね。ラリーで言ったのかな。
C: しかし政治やめないね。
JC: ん?
C: 政治やめない。
JC: どういうこと?
C: ずっとやってる。多くの人にとったら新鮮で驚くことだよ。トランプが政治をやめずにずっとやってる。しかもどこに行っても人気がある、バイデンに代わった後もそれが続いてるというのが……支持不支持問わずだよ? 政治思想抜きで、これは実は結構盲点で。
JC: あぁ。
C: 多くの人にとったら凄く驚きだろうね。股の裂けた世界なんだから。
JC: そうかそうか。うん。信じられないと思うよ。はははは。毎週毎週何万人も集めてるとはね。マイケル・ジャクソンくらいでしょう、あんなに集めるの。恐ろしい人数がいる。
C: 人気だね。
JC: それでも変えられない何かがある。まあ……「ロシアが合ってる」って断言出来ないぐらい、ロシアに対する嫌悪感というのはアメリカではなかなか払拭出来ないんだろうね。その辺のトランプの曖昧さ。やっと最近言い出してる。そこの舵取りは難しいんだろうね。
ウクライナ全土に爆撃/ベラルーシ、ロシア 地域の共同グループ軍を展開する事に合意/プーチン演説 フランス全チャンネル同時翻訳で中継/クリミア橋破壊後すぐ記念切手を発売
JC: 一気に動いた感じだったね。だからどこまでがシナリオか……それが推察出来ないくらい見事に絡み合ってるから、予定されていた時系列もあれば、その都度変容して行くのもあると思うけど。
C: うん。
JC: イーロン・マスクがやっぱりTwitterを買い直す気満々みたいな。何日目途で買い取りますってなった直後にウクライナでスターリンクが使えないというニュースが入って来て、そしたらプーチンが一気に動いたと。で、ベラルーシとかはすぐに自分のとこの軍隊出す、と。ウクライナは記念切手を作って、その次の日は地下壕に潜らないといけなかったという。うん。一気に動いて。
C: うん。
JC: 当然向こうは情報を出したくないから、その次の日から一気にウクライナの内情は分からなくなったけど。
C: 最初から言われてるのは、「彼」はどこにいるんだろうねと。
JC: ずっと言われてる。どこにいるんだろう。グリーンバックで撮ってる映像が上がってたけど、技術スタッフがゼレンスキーに説明してるんだよ。「今はどこにいても自由に演説が出来る時代だ」みたいな。ポジティブな意味で! 良い事として出し始めてる……そういう問題じゃない。国民を放ったらかしてどこにいるのというのが争点だから。そこじゃないんですよ……。
クリミア橋で爆発
C: さあ、ここまで遡った。すぐ復旧してたね。
JC: 全部直ってたね。
C: 壊される前提。
JC: そういう設計がされてるみたいだけど、そんだけ早かったらつっこみたくなる気持ちも分かるよね。それも分かるけど……まあ無理よね、そうやって見るのは。パリ・ルーブル美術館の建物にプーチンの演説のメッセージが……。
C: 投影ね。オフィシャル。いきなり誰かがゲリラで出来ないでしょう。
JC: 出来ない。ルーブルの意図でしょう。「芸術」と思ったんじゃないの?
C: 凄いな……。
JC: 「この建物はタルタリアです!」って言いたくなったんじゃないの。はははは。すごいなぁと思う。それだけ動くとデモも活発化するよね。それでもまだマクロンという。
C: マクロンのまま行く。
JC: マクロンのまま行けるようにマクロンは動いてる。
C: ねえ。前々から言ってることだけど。
JC: あの人とトルドーは怪しい。「どっちもわかります」みたいなポジションをなんとか取ろうとする。
C: ジャスティン……軽いね~。
JC: 軽すぎる……。あんだけ胡散臭い人も少ないよなぁ。
FedEx暴落 二週間で二回目
C: 最後にこれも。
JC: ああいうデカい運輸業界が落ちるとウォール街の住人達は恐れおののくらしいよ、やっぱり。全然元気がないみたい。最後の指標なのね。うぅん、株が戻って来ないというのは……。
C: FedExが落ちるというのは、
JC: 「物流が無い」ということだよね。ネットで物を買うという事がメインになりつつあるのに落ちると言う事は、もう購買力がない。
C: だよね。
JC: 恐ろしい事ですよ。
C: 昨日『バリー・シール』(ダグ・リーマン監督、2016年)を観たんだよね。トム・ハンクス……じゃないトム。トム・クルーズ?
JC: ぜんぜん接点がないトム! はははは。
C: ははは。トムが飛行機のパイロット役で、武器と麻薬の運び屋になる話なんだけど。一応実話ベース。アメリカがどれくらい出鱈目な国なのかというのを余すところなく描いてたよね。みんなこれ一回観て欲しい……どれだけ出鱈目な国か……。
JC: でたらめなんだろうね。
C: でもそれが良さじゃん。でっかくて、いっぱいあって、いっぱい買って、
JC: うん。
C: 大きく広くたくさん動かす。でっかいアメリカ!
JC: そういう国なんですよ。ハタチみたいな。20前半みたいな。
C: そうだね。
JC: 20代前半の新しく入って来た社員に色々任すでしょう、だんだん年取って30手前になって来たら一回頭打つでしょう。ボロが出始めるそれに世界中が付き合ってたんだから、一回解体せざるを得ない。
C: うん。
JC: 地球全体がでっかい組織になってる。それがグローバルだから。「無理じゃね?」って、「あいつ一回里に帰らそうぜ」となったわけですよ。
C: 全部伝わるよ、けっこう完璧。いい映画でした。好きだけど無理だな。はははは。『バリー・シール』おすすめです。
JC: 戦後からそういう脚本のもと世界が進んで来たわけだからね。無理が来ると言われてたのはニーチェの時代からなんだから。誰から見ても無理な計画だったとも言えるよね。
C: うん。
JC: 「破綻が来る」というやり方だったという事だよね。彼の場合はナチスを見て、そのままそれをアメリカ的なものと置き換えても全く同じものを見ていた。時代がそうだったからね。でも見事にそうなってるよね。アメリカがナチスになって、EUがナチスになって、ドイツがただの被害国になって……という。二回目の大戦ですっかりそうなった。スタート。見事ですよ。
C: <ドイツの弾薬備蓄は戦時の一日か二日分に>と。
JC: 自分達なんにもない。どれだけ送らさせられてる……。
C: 皆怒ってます。これから寒いのに燃料も不安。
JC: そうね。メルケルだけが唯一「プーチンの言う事を聞け」と。メルケルはやっぱりいわゆるディープステートの奥の奥まで知ってる。「監視人」みたいな役でドイツのトップに立ってたんだけど、肩の荷が下りたのか本当にヤバいと思ってるのか。今のNATOのやり方は相当危ないよという事だよね。
C: 大変な一週間だったね。
JC: わちゃわちゃ。
C: ニュース選びはJCでした。また来週!
2022年10月13日 doubles studioにて録音
ダブルス・ストゥディオ
Johnny Cash (thinker/artist) & Chantrapas (designer/curator)
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