20200818 vsフライヤーズ

PRE-GAME

GAME3を落として、1勝2敗となったスタンリーカップ・プレイオフ・1stラウンドです。前日の会見によると、HCクロード・ジュリエンの容態も回復し、散歩できるまでになったとのことで、一安心。とはいえここを落とすともう後がないHABSなので、ここは踏ん張りどころです。1st LINEのフェイスオフをもっと取りたい?という意図か、センターの配置をもとに戻して、フィリップ・ダノーが1st LINEに。スズキが2nd、コトカニエミが3rdです。

LINES & PAIRINGS

FW
90タタル 24ダノー 11ギャラガー
13ドミ 14スズキ 92ドゥルーアン
62レーコネン 15コトカニエミ 41バイロン
60ベルジール 71エヴァンス 40アルミア 
DF
8チアロット 6ウェバー
77クーラク 26ピートリー
61ウレット 53メテ 
G
31プライス

センターの配置換えでフィリップ・ダノーが一番上に。シーズン当初はニック・スズキはマックス・ドミと同じLINEでプレイすることが多かったのですが(当時はドミがC、スズキがRW)、今日は久しぶりにラインを組みます。

POST-GAME

GAME2のような勢いのあるスタートを切りたいカナディアンズですが、フィラデルフィアにまたもや激しくチェックで詰められて攻撃の糸口が掴めません。そんな中でラインチェンジの隙きを突かれ、先に失点。一番イヤな形で先制ゴールを献上してしまいます。これは痛い。

反撃に出たいHABSですが、フライヤーズの厳しいチェックに遭い、得点の匂いがまったくしないまま1ピリが終了。2ピリに入ってようやくペースを掴んだHABS、パックを制してショットを重ねますが、GKハートの好セーブに阻まれると、逆に一瞬のスキで遠目から放ったフライヤーズのパックがカナディアンズのネットに。得てしてゲームというのはこういうものですね。

結果的にはGKハートに2試合連続シャットアウトを許して3敗目。途中からラインの組み換えを行って、前回の試合の組み合わせに戻したりもしましたが、パックはある程度持てていても、決定的なチャンスが作りだせません。今シーズン終盤のHABSを見ているかのような試合でした。しかしこれでもう後がない3敗目。あとはもうオープンな試合で打ち合いに持ち込むくらいしかなさそうですが。最後までに諦めずに頑張るしかないですね。

以下、試合後のコメントです:

キャプテンのDFシェイ・ウェバー:「もう退路は立たれた。第5戦の開始までは残り24時間とちょっとだが、このシリーズでまだ戻れるチャンスはあると思う。今、ここで悪い流れを捨てきって、今夜いくつかの点を修正し、そして、明日は絶対に全力で臨まなければならないね。」
2試合連続の完封負けについて、FWフィリップ・ダノー:「彼(GKカーター・ハート)は素晴らしい選手だね。でも我々自身がここ2試合で彼に試練を与えることが出来ていないのも問題だ。もっとゴールにパックを送り込まなければいけないし、もっとハングリーでなければいけない。今日は彼らのほうがそういう意味で上回っていたよ。」
試合中にラインの組み合わせを何度も変更したことについて、暫定HCのカーク・マラー:「攻撃を仕掛けようとしているのだから、普通にあることだ。様々な組み合わせを試したり、違う場所で違う選手を試したり。このシリーズはあっという間に進んでいく。迷っている時間があまりないのだから、できることは何でもしなければならない。むしろ、その試みは上手く行っている。あとはゴールを決められるかどうかの話だ。相手チームが、タイトな試合でロースコアリングに持ち込むのが得意なことは解っていた。だからこそ色々な組み合わせを試し、ニュートラルゾーンでのスピードアップを試みたんだ。」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?