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【最強の家族とは】 teamキーチェーン 「ゆらりゆられ」

幸せになってね

命はいつか終わる。

そんなことは分かっている。分かってはいても、家族だけは違うとなんでだか思ってしまう。

ある日突然、母が難病診断を受け、さらに余命宣告までされたら、その現実と私は、どう向き合えるだろう。私が母の立場だったら、どうして欲しいだろう。

それでも死ぬまで、人は生きる。ならば、できる限り笑っていたいし、周りにも笑っていて貰いたい。周りが楽しそうにしていたら、私も嬉しい。自分の病気で、周りが不幸になって欲しくはない。

だから、一番近い人たちには、頑張りすぎないでほしい。自分の人生を、どうか楽しんでほしい。

介護する側が辛そうだと、されている側はもっと辛いんだよ

周りをもっと頼っていいのだ。頼られると、人は嬉しいものだから。辛そうな相手を見る方が、もっと辛いのだから。

劇中、母の病気が進行し、口の周りの筋肉も萎縮して、周りには(そして観客にも)何を言っているのか良く聞き取れないシーンがあるのだけれど、家族はみんな、聞き取れていた。そこまでの積み重ねがあったからこそだ。

幸せになることは、権利ではなく、チョイスですらなく、子どもに課された義務だ。

だから私は、私を大切にしなければならないのだ。

誰かのための、悪意のないルール違反は良いんじゃないか

家族を取り巻く人たちも、街角でただすれ違うだけの人にも、ラジオの向こうの人にだって、一人一人、みんな名前がある。お母さんがいて、お父さんがいる。

最期まで、私も笑っていられるかな。その為にまずできることは、きっと、今笑っていることだ。今、素直でいることだ。

怒りも悲しみも、笑いに変えてしまえるしなやかさだ。

明日も良い日に。

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