見出し画像

335/366 【帝怖い】 大河ドラマ 「麒麟がくる」 第34話

戦の前は易を立てることにしておる

久秀との会話の中でこのフラグを仕込むって、凄くないですか?!しかも今井宗久の館でw

乱世の最中とあって、人の考えもコロコロ変わるし、それを察知するにも時間がかかる。デマも流言もある。そうなったら最後に頼れるのは易しかない。

今の所、十兵衛には「右腕」と呼べるような人はおらず、ましてや助言者などどこにもいない。(強いて言うなら、さゆりママ?)まさに道を教える者無き者は、闇を生くことになるを地で進んでいる。

そんな中、義昭さんが古き慣習やら御仏やら家柄に、無意識のうちにがんじがらめになっているのに対し、信長さんはそれらに真っ向から対峙している。二人の軋轢の根源がそこにあるのはもちろんだが、更にそこに「帝」要素が入ってしまえば、もう大変。

褒めてほしそうであった。褒めてやった。

信長の承認欲求が帝に満たされている以上、もはや義昭なんざどーでもいい。信長さん、義輝さんを見限った時と同じような目をしておられました。そりゃ対立も深まろうというものです。

でもそこに久秀が絡むのが面白い。信長さんは、もはやお味方の久秀ではなく、帝にしか目が向いていない。それは今後にも効いてくるはず。

信長どのとお前の根は一つ。

叡山焼き討ちに付いて自分の中での整理すら未だ付いていないのに、久秀にまでこんなことを言われてしまう十兵衛。自分でも自分が許せない。でもそれをしなければならなかったことも心の奥底では分かっている。

そんな同族嫌悪が根底にあった上での本能寺なのかしら。

駒ちゃんも東庵先生も、狂言回し的に益々重要なお役目になっている。帝の独り言にするよりも、誰かに語りかけた方が説得力があるし、何より所作の美しさが独り言よりも際立つ。

相変わらずの濃ゆい展開でありました。

明日も良い日に。

写真は、御神楽での一コマ。少年の様子と見守る方々の顔が愛おしい。易と言えなくもない... かも知れないか... (ちと遠いか)




言葉は言霊!あなたのサポートのおかげで、明日もコトバを紡いでいけます!明日も良い日に。どうぞよしなに。