劇団イキウメ別館カタルシツ：co.jp

「コントと芝居の境界を探ってみたら… ゴリッゴリのコントになりました」

ど頭の説明から爆笑の気配しかないのですが、始まったら想像以上の爆笑に次ぐ爆笑で、腹筋割れましたww　なんだこれ、最高かよ。

元お笑い芸人、現イキウメ劇団員の安井順平さんによる「笑い」の探求。

笑いって、層が深い。「悲」とか「哀」とかって、それだけでカタルシスになってしまうから、一枚ぺらりとめくるとそれで終わりになるけれど、「笑い」って、その裏には、悲も哀もある。怒もある。性質の違う面がこれでもかこれでもかと出てきます。でも、笑いにすることでそれらの全てが昇華される。ご供養される。怒の裏には悲があって、さらにその裏には哀があって、でも全て一枚一枚めくっていったら、なんだか笑えることになるって、なんだか凄い。人間にだけ許される笑いの力って、無限大なんじゃないかしら。

１年８ヶ月ずーーーっと転校生扱いとかって、悲しみしかないんだけど、笑いになることによって、なんだか彼の毎日が報われるような気になってしまう。

「あなたの前方霊の背後霊を除霊しました。」って、打つだけで笑えるわい。

「ちゅーちゅーちりょうちちゅで、けちゅえきをとりまちゅね。」返って言いにくいわ！！！！！なんであんなん、噛まずに言えるんじゃ！しかも真顔で！！！

イキウメ劇団員総出でもぎりやりーの、前説やりーの、クロークやりーの、とファンにとっては最高のおもてなしの空間でした。

今年最後の感激の観劇。笑いで締めくくりって、なんだか幸先良い気がしますっ！あー、楽しかった！