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【偉大なる凡庸とは】 大河ドラマ 「どうする家康」 第44話

苦しみを知らぬのは、悪いことではありません

秀忠くんのおおらかなボンボンぷりに救われる回でした。確かに、性根の明るさ、伸びやかさに人はつい惹かれるものです。

凡庸でも性格が良ければ、その人を支えようとする人材が集まってくる。「偉大なる凡庸」だと言われても、「そっか、ラッキーだったんだね♪」と笑顔でお返事ができるおおらかさも、上に立つ者の資質の1つであるように思います。

「足利家が地に落とした(笑)」征夷大将軍も無事に見つかり、更に秀忠に譲られ、あっという間に徳川家の世代交代は進みます。

いつになったら主君と認められるやら

序盤のブーメランがようやく回収されたところで、平八郎と康政は退陣。長い間、お疲れ様でございました。ここで、いつものオーケストラ版の主題歌が2人への手向の花束のように流れたのも、ちょっと感動。

これまでも、ここぞと言うときに本編内で使われてきたオケ版主題歌ですが、今回はOPのアレンジが随分変わっていたから、なおのこと特別感が増していました。背景が墨絵なことも、太陽のモチーフが無くなって桜吹雪になっていることにも、ラストストレッチ感を感じます。

秀頼の代わりを、頼みまする。

淀ちゃんの目が血走ってて、怖い。関ヶ原絶対終わってない

柱の傷が秀吉を超えた、19歳になった息子の背丈を未だにお手ずから測ってるママの執念も、怖い。秀頼君、反抗期とか無かったのかな。無かったんだろうな… 

ドドドド怒涛の10年を経て(まさかの三浦按針がもう一回ちろんと出て)、いよいよ大阪冬夏へ、ラストスパート!天ぷらまで行けるかなー。でも、そういうよく知られたエピソードほど描いてないから、描かないんだろうなあ。

明日も良い日に。





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