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【家康とは】 大河ドラマ 「どうする家康」

私が初めて観た大河は、1983年、滝田栄さん主演の「徳川家康」でした。9つの頃です。

当時、日本語放送がない地域に住んでいた為、どこかから回ってきていた大河ドラマのVHSを、瞬きする間も惜しいほど、何度も何度も見ていました。

勢い余って山岡荘八の原作も、飛ばし飛ばしではありますが、読了しました。

日本語の歴史の教科書も、身近には無かったので、私の中での家康像は、何年もの間滝田栄さんだったし、織田信長のイメージは役所広司さんでした。この作品で信長のファンになりました。それは今でも変わりません。

その後、何かの拍子で、今ならよく見る小太りな肖像画のじいさんが徳川家康だったことを知り、衝撃を受けたのを覚えています。

そんなマイ大河オリジンである徳川家康が、今年の大河の主人公!

そりゃ、正座して見ようというもの。小太りでなくてもいいんです。目鼻立ちがはっきりしていて、かっこよくてもいいんです。なんせ私の中では、武田信玄は中井貴一だし、豊臣秀吉は勝新太郎。肖像画とかけ離れていても、脳内補正は十分にきく。こういう時、日本史の教科書が後付けなのは便利です。

そんなこんなで始まった第一回。

ってか、いきなり桶狭間!!!!🤣

冒頭のポップさは、朝ドラと見紛うよう(朝ドラ見とらんけど)。

そのポップさから始まる人質生活めっちゃ満喫してる家康くん(笑)

最近の学説だと、今川家での人質生活は、厳しくもキツくもなく、むしろ最高の先生がいっぱいついて、帝王学を学んでいた最高の時期だと言われているそうな。

確かに、3度のご飯もしっかり食べられて、最高の先生がついて、家臣も優秀となったら、毎日絶対楽しいわ。しかも、美人の嫁まで貰えて、リア充この上ない。

そりゃ、岡崎に思い入れなんて無いわいな。

しかも渋々ながらに岡崎へ里帰りしたら、キラキラしている都会の駿府と違ってめちゃめちゃ田舎で、話も合わない人たちだらけで、そりゃ、早く駿府に帰りたい!って思うよね。でも、その本音、もう少し隠してもいいんだよ?笑

それでも、いかに岡崎が国衆として虐げられているのかのヒントは散りばめられつつ、主要人物を紹介しつつの第一回でした。

人質時代が一番面白おかしくて、それからの方が困難ばかりの人生だったって展開は、今までの通説とは真逆。その「どうする」を描くには、桶狭間はとっとと終わらせなければならないのも道理です。道理なんですけど…

義元公、あっと言う間に退場やん!踊るだけ踊らせて、吟じるだけ吟じて頂いた挙句に、さっさと首だけにするなんて!!!豪華すぎるわ。

源頼朝公が、天から降ってきた

こういう、昨年と今年の大河同士のエールの送り合い、とても好きです。新年のご挨拶みたい。

ちょっと不満が残るのは、背景の空のCG。ちょっと作り込み過ぎなんだけど、これは好みの問題ですね。新しいテレビではどう見えるんだろう。それも楽しみ。

そんなわけで、今年の大河も楽しみです。

明日も良い日に。





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