153/366 【母は於大、じゃなくて偉大なり】 大河ドラマ 「麒麟がくる」 第20話
母は母じゃ
信長の母への想いが桶狭間の布石になるとか、誰が予想できたでしょう?!アゴが外れるかと思いました。
その昔、ヤングヨーダ竹千代が十兵衛に「母に会いにいく」と言っていたあのシーンまでもが脳裏をよぎります。そうかあの時からずっと会えていないのね。
松平家の事情については、「母は母じゃ」の台詞を素直に聞けますが、それを使って桶狭間へ持っていく信長の方は、捻って捻ってひねくりまくって、もはやどっちが裏でどっちが表か、分からなくなってきます。
しかも、帰蝶ちゃんがお膳立てしてるわけだから、とっさにこの台詞を言えたわけです。前々から考えて練られていた調略ではないわけですよね。そう思うと余計に信長のサイコパス度合いが際立ちます。恐ろしい子。
そこから遡って考えると、熱田での於大の方さま、水野さんとの面会をお膳立てした帰蝶ちゃんに見せる、「俺の嫁、最高じゃね?」の笑顔やら、ルンルンで八分音符を飛ばしまくってる無邪気さやらが余計に怖い。なんだこの振れ幅。
その相手、ヨーダ竹千代は完成形が初お目見えとなりました。
何もかも致し方ない。だが時々投げ出しとうなる。このまま寄り道を続けて。
ヨーダが投げたり逃げたりするのは、本能寺の直後の伊賀越えまでお預けです。今はまだ、その時ではございませぬ。ご辛抱を。ってあれ?そこってもしかして本作には入らない?
他は... 寺子屋の生徒が増えてるのに、お金は入って来ない十兵衛さん。それに絡めて煕子ちゃんが髪を売るかと思ったら、そこまでは盛り込めなかったということか。それとも京に上がる時のお支度用に売るかしら。
そして来週は桶狭間!桶狭間の戦いまでは撮れていたとか、ある意味持っていると言えなくもない。
明日も良い日に。
写真は夏の麒麟。美味しい。
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