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146/366 【我らも変わらねば】 大河ドラマ 「麒麟がくる」 第19話

我らも変わらねば

道三パパとの初対面回想シーンからの一言。

「今の世は何かがおかしい。ならばよろず新たに作るしかない」

今に通じる台詞でした。

身内の敵を倒し、尾張を平定した信長の進撃はいよいよ加速していくわけですが、それに伴う役者も再度集結した回でした。

朝倉を見れば「ああ、このお顔の下の髑髏は酒杯にされちゃうんだよね」とX線みたいな視線でしげしげと眺めたくなりますし、久々登場の松永弾正の羽織物は一瞬花火と見間違えました(よく見たら、ダリアみたいなお花でした)。自動脳内変換が忙しくて大変です。

さっさと退場して欲しい義龍は、納得のナレ死。斜陽が美しい演出でした。

義龍といえば、伊藤英明さん。目に溜めた涙を意地でも流さないグランプリがあったら優勝するんじゃないかしら。長良川の道三パパの最後でも、ちょっと頭を動かしたら溢れそうな涙を意地でも流しませんでした。

意地っ張りで、プライドが高くて、自分の弱さを認められず、結果として虚勢を張るしかなくなり、誰も頼れないまま最後の最後まで自分の心に鎧を着込んで死んでしまった義龍。

彼本人はちっとも好きじゃないけれど、彼の中の脆さが描かれるたび、自分に通じる弱さを見せつけられるようで密かに胸をえぐられておりました。私の中のちっさい私が、「私はあんなんにはならないもん!」って叫ぶのです。くっそう大河め。

来週はいよいよ桶狭間かしら。こんなワクワクの真っ只中で撮った分が無くなるとか、まじでロスに耐えられそうにないのです。

ご対面シーンとかは今までも人と人の距離を開けて撮られているから、そこは違和感ないけれど、大人数シーンの再開はいつでしょう。

アマビエさま、どうぞ大河をお護りください...

明日も良い日に。





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