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【自分の常識とは】 人間ってすべからく面白すぎることをインドで実感した話

インド滞在中は、毎日のように「自分の常識、世界の非常識」を思い知らされた。「言葉」を扱うものとして面白いことも多々あった。以下、備忘録的に。

・日本→インド便、タッチダウン20分くらい前のデリー上空にて。「空港上空からの写真撮影は禁止されております。」 (… 中国か…?)アナウンスされなかったら、絶対撮影してた。初めての国のファーストショットは、やはり撮りたい。上空からのデリーは、曇っていた。

・乗り継ぎのデリー空港ラウンジにて。「シャルドネ」をお願いしたら、「シャンパン」がきた。いいけど。まだ英語がうまく話せなかった9歳の頃、アイスクリーム屋さんで何回「バニラ」と言っても「バナナ」味のアイスが供されたことを思い出した。

デリー空港にいた象

・デリーからハイデラバードへの乗り継ぎにて。パソコンの充電コードを出さなかったことを怒られ(インドの空港ではデバイスと充電コードをカバンから出さねばならない)、更に、眉毛抜きがハサミとして引っかかった。「ハサミじゃ無いから」と出して見せたら、「確かにこれはハサミじゃなーい」と職員全員にプレゼンされた。(返してもらえた)

そこまでするのに、お水のボトル(未開封1本、開封済み2本)は何も言われず、回収もされずにそのままスルー。(空港ルール的にはお水はダメ)線引きとは。

・チャイをオーダーしたら、ホットミルクにティーバッグが2つ突っ込まれたのが出てきた。インドでは、ティーバッグの数とおもてなしの心は正比例している。

大英帝国のお茶

・復路の国際線乗り換えゲートにて。そのままスルーのはずだったのに、乗り継ぎ時間が5時間あるから、外に出てもう一回入り直せと言われた。結局空港の外のタクシー乗り場まで出て、あたかも今、タクシー降りて飛行機乗りに来た体で、イミグレ手続きした。国際線乗り継ぎゲートは、乗り継ぎ1時間以内の攻めた旅程を組んだ人向け ←

・出国時、ワクチン証明書の提示を要求された。その要件は日本ではすでに撤廃されているので面食らったが、旅行支援に使った日本語のワクチン接種証明書の写メは持っていたので、「日本語のならある」と言ったら、「だったらいい」とむしろ提示を断られた。なぜ聞いた

・ホテルの部屋のコンセント。1日目は生きているのが1箇所で、これは参ったと思っていたら、2日目以降は3箇所生きていた。私が仕事に出ている間に、精霊か座敷童が良い仕事をしてくれたらしい。インドの精霊、ありがたし。ちなみにホテルは最高だった。みな親切で朗らか。良いホテルには、善良な精霊が住んでいる。

お部屋

総じてどこへ行っても皆さん和やかで笑顔を絶やさない人々ばかりだった。会議の時間も場所も直前まで決まらなかったりするけれど、そんなことは些細なこと。おおらかなお国柄。翻って、昨今の日本は、ギスギスしているように思う。

寛容さとは、自分と相手の両方に向けたリスペクトから生まれる。

また呼んで頂きたいな。インド。

明日も良い日に。

アイキャッチは、空港のお手洗い!顔圧w




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