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既成概念を覆す! リトアニアのご飯事情

帰国後いきなりの台風によるお出迎え。なんだ、この夏の風物詩大集合みたいな歓迎っぷりは(笑)

さて、欧州備忘録その2:リトアニアの食事について。

今まで経験したことのない味覚の組み合わせが沢山ありました。年齢を重ねると、どこに行ってもなんだかんだで「何かに似てる」と思う料理が多い中、リトアニアのお料理は、既成概念を突き崩すものがてんこ盛りでした。

そんな美味しい経験ができたのも、現地在住のグルメな友人のチョイスのおかげです。ありがたやありがたや。その中からいくつか抜粋。

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いやー凄いよね、この見栄え!!!

シャルティ・バルシチェイ。冷たいスープです。インスタ映え度100点満点!(やってないけど) 天然でこのピンク!しかも美味い!

でもファーストインプレッションは、アメリカでポピュラーな液体胃腸薬Pepto Bismolみたい、でした… すごくごめん。

この色はビーツの色なんです。サワークリームの酸味とディルが効いていて、とても爽やか。キュウリの食感もいい感じ。夏の食欲が無い時でも、これなら美味しくいただけそう。ゆで卵がアクセントになっています。お芋と一緒に頂きます。

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次。色とりどりの飲み物類

手前から、黒いのがギラ。麦芽発酵系の味。清涼飲料ドリンクのくくりに... なるのかな。自家製のものも多く、お店によって味が違いました。甘いノンアルコールビール的?ノンアルビール、飲んだことないけど。

ピンクとキャラメル色のは、キセリュース。片栗粉でトロミを付けた飲みものです。中華の甘酢あんかけのあんくらいのトロ味具合。甘みもかなりあります。

ピンクの方がクランベリー。キャラメル色のが、キャラウェイシード。素材をを煮たせた後、はちみつやレモン汁を混ぜて一晩発酵させたものだそう。飲み物も食べ物も、発酵系がとても多いのもリトアニア飯の特徴です。腸活には最高。

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こちらはトラカイ地方の名物、キビナイ。ピロシキ的なもの。ひき肉の荒さにご注目w 

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…これひき肉かなあ。笑

皮はサクサク、フィリングのお味は塩胡椒メインでしっかり。でもくどくない。美味い。中身の種類もキノコオンリーというベジ系から食べ応えのあるチーズまでバラエティに富んています。高校生だったら毎日おやつに食べたいくらい。

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じゃがいもも手を替え品を替え沢山食べます。こちらはじゃがいものパンケーキ。サワークリームとひき肉(これもすごい粗挽き)のソースをてんこもりにして頂きます。やっぱりディルが効いてます。レンコン餠系のもっちり感で、んまい。

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芥子の実のお菓子、シムタラピス。こいつ、悪魔の手先です。「シムタ」が百、「ラピス」が葉っぱ、って意味なんだって。ミルフィーユと同じネーミングセンスです。

脳天突き刺さるくらい甘いんだけど、不思議とあとを引くお味。パイ生地の部分には蜂蜜がたっぷりと染み込んでいます。お日持ち重視なんだね。ついちょこちょこと食べてしまいます。

ちなみにこの一切れで600-700カロリー!やばい。やばすぎる。でも、納得。シナボン以上に納得。美味しいものって、太るよね。うん。

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上の、酸味を利かせたマスの燻製を黒パンに乗っけて食べるのが異様に美味しかった。無限ピーマンの如く、永遠に食べていられる...  ビタミンC皆無なのに…

総じて、リトアニア料理は酸味が強いものが多い印象でした。発酵系が多いからね。あとは、みんな、甘いものが好き。辛いものは少ないようです。

最後にここまで読んで下さった方向けの、おまけの1枚。

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豚肉の塊、カルカ

カルクナーイ!笑笑。

皮にクローブがぶっ刺さったまま出てくるのがワイルドです。でも、皮はパリッと、中はじわっと。んまかった。びぃるのお友達でありました。

食の発見もてんこもりなリトアニアでありました。

また行きたい!


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