【愉快とは】 大河ドラマ 「鎌倉殿の13人」 第7話
一瞬ニヤリと浮かべたほの黒い笑みに、義時の策略家としての今後が感じられました。
初めはお兄ちゃんの遺志を継いだだけだったけれど、あっという間にミイラとりがミイラになっておられます。
「単純な男」を自負するだけあって、物言いがストレートな上総介広常さん。キャラクター造形がまんま芹澤鴨なのにウケました。
というか、後白河法皇が現代の落武者になる以外、登場人物の大半は、鎌倉時代を生き抜いた後、戦国時代を経て幕末に生まれ変わるんだよね?#芹澤鴨とその愛人 #土方歳三 #吉田松陰 #お市の方 #真田信之あたりはその代表格。
コミックリリーフ義母娘トリオのいる伊豆山権現に、全成さんというニューフェイスも登場です。
ドロドロでネチネチの陰謀家になることを、微塵も感じさせないスッとぼけな雰囲気ですが、この人はこの後どう変わっていくのだろう。
夏までの間に、コミカル担当は皆総出で闇落ちし、野心家はより深い沼に自ら飛び込んでいくのかな。秋以降の救いを、私はどこに見出せば良いのだろう?
頼朝を殺しては神罰を受けると思った、という梶原景時にアプローチをかける義時さん。その後、どんな動機で景時さんは寝返るのかと思ったら、夜討ちという卑劣な手法に対する嫌悪感ときましたか。これも完全なフラグやないですか。
上総広常の試験になんとか無事合格した頼朝さん。常に合格ラインギリギリですが、それを無意識に感じ取って運を掴む、ある意味やれば出来る子です。皆さん、そこら辺に神の御加護を感じるのかも。
亀の前ちゃんとの浮気だって、神様のご意志をちゃーんと感じ取っての振る舞いです。←え
なんてったって、あれがなければ2万の味方は得られなかったわけですから。
軍勢も整い、義経も登場させて、今週も疾風怒濤のごときの展開でした。
それにしても田中泯さんの薄茶色の瞳の美しいこと。何も言わない横顔だけで、あんなに画面が埋まるって凄いことじゃないですか?
明日も良い日に。