見出し画像

【不実な女とは】 大河ドラマ 「光る君へ」 第27回

俺はまた振られたのか

前回、あれ?この2人はまた関係を持つのかしら?そしてもしやまさかのご懐妊?そんな都合の良い展開はないよね…? なんてうっすら妄想していたことが現実になった回でした。

月のさわりがこないことから逆算し、殿様の足が遠のいた頃だとすぐさま判断するいとは、賢明にもなるべくギリギリまで隠し通すよう助言するけれど、罪悪感を重視してすぐに宣孝にバラしちゃうまひろ。清濁併せ呑む父の姿に感服していたのはついこないだだったじゃーん。

二人で育てればいい。左大臣様はますます私を可愛がってくれる。

対照的に、契る前に言った「不実なのはあいこ」を貫き通す宣孝。誰の子供かも分かった上で、全てをまるッと受け止める。

光源氏を産んだ藤壺の気持ちは、まひろの気持ちそのものだった、ということかしら。藤壺は結局桐壺帝に、光源氏の出生の秘密を明かすことはなかった、はず。

とはいえ桐壺帝は、冷泉帝が光源氏と藤壺との間にできた子だと薄々勘付いていた… という淡い記憶があるのだけれど、実際はどうだったかな。「あさきゆめみし」再読しなきゃ。

いずれにしても、まひろが子を産んだことを、宣孝は道長に言いに行く… であろうと思われます。その際、12月に産まれたこと、石山詣のおかげです、くらいのことは報告すると想像する。そうすることで、この子はあんたの子やで、と暗に仄めかす。自分が死んだ後(唐突な無呼吸症候群フラグなどが立ちましたし)、2人の後ろ盾を確保する意味でも、さっさと伝えにいく未来予測を置いておきます。外れたらごめん。

歌を張った屏風は、つい先日、箱根の岡田美術館で同じような屏風を見たばかり。きっとその後、女子憧れの輿入れアイテムの1つになったのでしょう。

一週空いたからか、助走感のある、比較的さらりとした回でした。

明日も良い日に。



言葉は言霊!あなたのサポートのおかげで、明日もコトバを紡いでいけます!明日も良い日に。どうぞよしなに。