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カメラを止めるな!

ゾンビ映画の傑作は、常に一定周期で登場する。

最近だと、電車という閉鎖環境のパニック要素と、顔が歪みそうなアクションシーケンスと、群像劇と家族愛を足して割らないゾンビ映画の金字塔(全私調べ)となった韓国の「新感染」。ゾンビ映画のラストで泣くなんて、初めての経験だった。

その少し前には、シェークスピア先生もびっくりな、ゾンビ界の「ロミオとジュリエット」でもある「ウォームボディーズ」があった。

冒険譚とは似て非なるロードムービー界にもゾンビは登場できるのぜ、の「ゾンビランド」も記憶に久しい。

これだからゾンビ映画が好きなのだ。

そして今回の「カメラを止めるな」。映画好きでゾンビ好き、は相当数いることが確認できて、嬉しくなる。

そしてそれ以上に、わたしは製作が好き、ということが再認識できた。(ぽんっ)

1つの作品が出来上がる過程で、カメラのフレームギリギリのところで、一体どんなことが起きているのか。客観的に見れば面白おかしいことも多いけれど、その瞬間はみな必死で身体と脳みそをフル回転させ、その場にその場にフル対応をし続ける。

ホース吹くとか、身体を放り投げるとか、いやもう、必死。これくらいの量でいいかしら、タイミングは大丈夫かしら、とカットがかかっても大変なのに、ワンカットなんて、なんつーお化けなことだろう。

神様視点で見ると、どれもものすごく滑稽だったりするけれど、それもこれも、映画館でのお披露目の日には全てキラキラな思い出になる。

一生懸命って、胸を打つ。

一度製作現場に魅了されると、もはや沼。ゾンビ獲りは見る間にゾンビに早変わり。どうせ沼にハマるなら、それらの全てを楽しまなソンソン♪

冒頭のワンカット、圧巻。 (ぽんっ!)

トップ写真は、映画館のすぐ外でやっていたイベント会場。こういう企画の製作も面白かったりするよねえ。


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