上高地で森林浴を。
20数年ぶりに上高地へ出かけた。
また行きたいと思い続けて早幾年…
時の経つのはなんて早いのでしょう💦
台風の合間でお天気が心配だったが、絶好の山日和。
ふふ。普段の私の行いがよいから~😆
ガイドさんによると、初心者でも歩きやすく、見所いっぱいなのは、大正池~河童橋までのコースということなので、
アラフィフしてぃがーる(ガール?ってツッコミはなし(笑))の私は迷わずこのコースを選ぶ。
所要時間は60分ぐらいとのこと。
日頃運動不足気味の私でも歩けるかなー?
心配しながらも大正池前でバスを降りる。
すると目の前に
キャー!✨
絵はがきのような美しさに、しばし心奪われる。
コバルトブルーの空、白い雲、山の緑、そして翡翠色の川の水…
どれも美しすぎて現実味がない💦
嬉しくなって写真を撮りながら先を進む。
と、同時に人が少なくて逆に不安が募る私。
熊が出たらどうしようー!?
このところ熊の目撃情報が多いらしいのだ。
ところどころに熊目撃情報が貼ってある。
新しいもので2、3日前とか。
ツキノワグマだって。
動物園でしか見たことないよ。
バスの運転手さんにさんざん熊が出た時の逃げ方をレクチャーされた。
いざ出たら、慌てず騒がず、だるまさんころんだ状態で逃げろといわれたけど、そんなことできる!?
しばらく行くと田代池に到着。
水の透明度が高くて、魚が泳いでいるのが見えた。
湿度が低くからっとした風が気持ちよい。
時折聞こえる鳥たちの声に心底癒される。
浅瀬だったので、ちょっと水を触ってみたくなり、手を入れてみると冷たいのなんの。まるで氷水に手を入れたようだ。
先を進むと、ムムム?
チリンチリンとステキな音色がする。
私たちの歩く前方に熊よけの鈴をつけた年配のご夫婦らしき方、発見!
これを逃してはなるまいと、お嬢と二人素知らぬフリをして、つかず離れず、彼らの後を追ってゆく。
ありがとう!ずっとついてゆきます!
と心の中で感謝しながら歩いて行く。
お嬢にいたっては、熊よけの鈴を買いたいという始末。
この森のどこに鈴、売ってるのよ?
鈴販売所があるなら、私だって今すぐ買いたいわ!
しばらく行くと梓川コースと林間コースに別れるので、どちらかを選ぶことになる。
最終的にはその二つのコースは合流するのだが
お嬢が川の水を触りたいというので、私たちは梓川コースをチョイス。
熊鈴夫婦(勝手に命名)が見えなくなったことに一抹の不安を覚えたが、周りに人が増えてきたので少し安心して先を進む。
熊よけの鈴の音もあちらこちらから聞こえる。
色んな鈴の音があるんだなあ、と感心していると、蛇行した川を見て、お嬢が
「ウンパンとタイセキだね。」
と言う。
「ウンパンとタイセキ?」
と聞くと
「そう、運搬と堆積。
理科で習ったよ。河原に降りて水、触っていい?」
どうやらこれまで塾に投資したお金は無駄にはなっていないらしい。
河原に降りられそうなところで降りてみる。
が、しかし下に降りた途端、黒いビブスをつけたいかにも関係者の方がいて
「この辺りで熊が出たようなので上がってください!」
と言われた。
ヒー!熊!
出た、熊ー!
こわいー!!!
と私たちは慌てて河原から上がる。
もう先に進むしかない。
河童橋まで行けば人もたくさんいるはず。
と思って歩みを進めると人だまりができている場所があった。
みんな何かを必死に写真におさめている。
見てみるとすごーく遠くの方に
本当に出るんだ。熊。
豆粒ぐらいすごく遠くだったけど、怖いので私たちはすぐに退散。
頭の中ではこんな時に不謹慎かもだけども、明るい森のくまさんのメロディーを奏で始めた。
スタコラサッサのサ~
スタコラサッサのサ~
このことをお嬢に話したら、短調で歌えばそれっぽくなると言われてなるほどーと思った。
お嬢が短調の森のくまさんを歌ってる。
ある日 森の中 くまさんに であった~
それ、しゃれにならないから!
などとやり取りをしているうちに、とうとう河童橋が見えてきた。
ほう、一安心。
安心して少しペースを落とし、無事河童橋に到着。
途中写真を撮りながらのんびり歩いたからか、所要時間は90分ぐらい。
アラフィフしてぃがーるの私でも充分歩けた😊✨
森の中を歩くと森林浴でマイナスイオンをたっぷり浴びることができ、めちゃめちゃ癒される。
日頃のストレスが軽減された気持ちだ。
でも本当に熊が出るので、行く時は熊よけの鈴、買って行ってね!
途中に鈴販売所はありません😅
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