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あの日のこと。

今日はこの岩手県高田高等学校の小野寺麻緒さんの活動を書こうと思う。

12年前のあの日。

小野寺さんが通う、高田高校の生徒さんは、一割が震災で家族を亡くし、多くの生徒さんが家をなくすという悲しい経験をされている。

妹を守りたい

そんな気持ちから麻緒さんは子供たちのために防災リュックを作られた。
彼女は防災マイスターの資格も持っていて、小学校に出張授業にも出向かれている。

奇しくも麻緒さんの妹さんは、わが娘と同じ年齢。

2011年3月11日
わが娘も生まれたてほやほやの赤子で
もちろん当時の記憶は一つもない。

震災のことはニュースや学校で勉強した知識として知っているだけ。

どうしてもこの動画を見てもらいたくて、あらためて今日お嬢と一緒に見る。

地元の画家さんの絵がデザインされたリュックは普段使いもできそうなオシャレなリュックだ。

中には子供たちが好きそうなグミが非常食として入っていたりして面白い。
子供のことを一番知っているのは子供だな、と思う。

命をつなぐ非常食はもちろん大事だが、こんな好きなお菓子があるというのは、ひとときの心の癒しになるであろう。

しかし色々な持ち物を説明した上で

一番大切な持ち物はいのち

と話していた言葉がとても心に響く。

本当にその通りだ。
何より私たちが一番に守りたいもの。
それはいのちだ。

誰かのために何かをしたい

その小野寺さんの気持ちが何より尊い。
私もそういう人になりたいと再確認した一日。
お嬢もここから何かを感じとってくれればよいのだが。

~東日本大震災で亡くなられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます~


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