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<連載⑦>水辺のここちよい空気が伝わる『14ひきのせんたく』


40周年をむかえた「14ひきのシリーズ」
1作ずつご紹介している連載企画、第7回です。

今回は、1990年に刊行された『14ひきのせんたく』をご紹介します。

『14ひきのせんたく』(いわむらかずお・さく 童心社刊)

夏の太陽が、14ひきのくらす雑木林にさしこんできました。
「みんな まとめて せんたく しましょ」とお母さん。

山のようなせんたくものをかかえて、川へ出かけます。


つめたい水、気持ちいいね。
ジャブジャブせんたくしたら、服のままおよいじゃおう。


作者のいわむらかずおさんは、この絵本のポイントを「水」と話してくださいました。
川を流れる「動く水」を描くため、光と影や、川底がどうなっているか、まわりの林はどうか……などじっくりと観察したそうです。

せんたくする14ひきのまわりにあらわれる波紋や、勢いよく落ちていく滝など、さまざまな表情を見せる川。
こちらまで心地よいひんやりした空気がつたわってくるようです。

毎日かかせない家事のひとつであるせんたく。
それを大きな楽しみにしてしまうのは、14ひきだからこそ、です。

次回もどうぞお楽しみに!

(いわむらかずお・さく)

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(広告宣伝担当・はな)
子どものころに特によく読んだ1冊が『14ひきのせんたく』でした。いわむらかずおさんがお話しくださった、「動く水」の美しさ、心地よさを子ども心に感じていたのだと思います。夏生まれのお子さんのご出産のお祝いにもおすすめですよ。

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