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[2015.05.05] 廃校になってしまった母校、北海道三笠市立美園小学校を訪ねて(その1)

かつての通学は案山子が佇むのみ

なんかの用事に実家に帰った時、ふと廃校になった我が母校の小学校を見に行ってみようと思った。
インターネットで調べてみると2011年に廃校になった、とある。
この時は2015年だから、廃校になってまだ4年。
4年くらいじゃ建物や設備はまだあまり痛んでないかな、なんて思っていたけど実際に見にいくとそんな事なかった。

美園小学校前の案山子

かつての通学路を歩き、学校へと向かうと校門前に異様な光景が広がっていた。
それは一つ一つ服を着せられた、ものすごい量の案山子達だった。

子供たちの楽しげな声、走りまわる姿
物いわぬ案山子は、それらが無くなった寂しさを埋めるため立てられているように感じた。

三笠市立美園小学校の校門
朽ち果てたグラウンド

僕が小学生だった頃はまだ1学年2クラスあったから、そこそこの人数がいたと思う。
運動会の時は保護者の車が学校を取り囲んでいたし、校庭のトラックは敷物やらテントやらでいっぱいになっていたもんだ。

朽ち果てた電灯

校庭を照らしていた電灯。
当時はモダンでオシャレなデザインだな、と思っていたけど首チョンパになっていた。
これも結構錆び付いているな、僕の記憶ではまっくろで重厚感のある見た目だったのに。

校舎と松の木

美園小学校はちょっと離れたところに学校菜園ならぬ学校田圃がある。
秋になって収穫した餅米をつかって、この松の木の前で臼と杵を使って餅つきをし、大福を作る「餅つき会」なる行事があった。

ドラえもんの看板

自分的に、美園小学校といえばこの怪しいドラえもんだ。
時代的に、大山ドラえもん。
待てども待てども来ない子供たちに、何をおもうのか…。

校歌の歌詞

希望に溢れた歌詞も、今となってはただただ虚しいものがある。

水飲み場

休み時間、校庭で思いっきり体を動かした後に飲む水が格別に美味かった。
大人になるとこういう外の水飲み場で水を飲む事に抵抗を感じるから不思議である。

高学年専用の出入り口。
グリーンの靴箱と扉のオレンジがやけにマッチした配色。

長くなって来たので、今回はここまでにします。
次回の公開をお待ちください。

#廃校  #廃墟 #三笠市 #北海道 #小学校 #ノスタルジー

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